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札幌自由が丘学園からの回答・意見・見解など

和寒町への提案と同町の方針決定について(「道新」旭川版参照)   2007.10.24

数年前から「構造改革特区」制度の活用による通信制高校設置の可能性がはっきりしてきて以来このシステムによって所期の目標を展開しようという考えを進めてきました。だがこれは地方公共団体との連携が必須です。若干の経緯を経て、このたび上川郡和寒町と話を進めることができました。 そこで、10月5日、同町に対して「通信制高等学校設置の提案」をしましたが、この23日正式に同町町長から「提案内容に沿って積極的に準備を進めて参りたい」との回答をいただきました。

執務体制は同町の教育委員会が当たることになります。24日、和寒町から担当の星次長と佐々木係長が来訪され、学園とこれからの取り組み方を協議しました。

2009年に開校できるように諸条件を一つ一つたしかめクリアーしていくべく前進していこうと思います。

この件について、朝日新聞道内版を参照してください。2007.11.14

朝日新聞の夕張関連の記事について     2007.09.12

 8月24日と9月12日の朝日新聞(道内版)に「夕張市に通信制高校設立」についての記事が載りました。これは事実を表しているのですが、私たちの立場からの説明をいたします。

札幌自由が丘学園は2002年度から星槎国際高等学校と提携し、同校の「札幌キャンパス」として教育実践を取り組んできました。それは、フリースクールで学んでいる生徒たちの適切な高校進学を、まさに「私たちの責任と人間的ふれ合いのもとで」保障していこうという視点でした。
年々生徒も増え、父母からの信頼と期待は高まってきていることは周知のとおりです。と同時に、可能であれば、「提携校」としてではなく、一般の「高校」として私たち自身の理念と方法にもとづく教育実践を推進したいと思うのは当然です。

そのような観点で、「教育特区制度」を活用して一定の自治体との堅い連携のもとで所期の目標を達成すべく検討してきました。たまたま私たちは数年前に夕張市の協力を受けて同地での学校設立を企図したこともあり、今回の「財政再建」の厳しい状況下ではあっても「構造改革特区を利用した通信制高校設立の提案」をすべく働きかけをしてきました。

具体的には5月17日に口頭及び文書で市役所の担当者及び市議会議員に要望しました。そして6月14日、市長及び教育長あてに「提案」文書を提出しました。しかし残念ながら夕張市は「事務処理が容易ではない」こと、その他の事情で私たちの提案を受け入れるとも拒否するともなく時間が経ってきました。それで、私たちは8月21日に「9月末までに貴市としてのご回答をいただきたく」お願いしましたが、先日9月8日朝日新聞報道のとおり、「解決すべき問題が山積しており、9月中の結論は難しい」との見解が示されました。
はなはだ残念ですが、私たちはやはり朝日紙上にあるとおり同市でのとり組みを断念せざるを得なくなった次第です。

ただ、札幌自由が丘学園を求める子どもや父母の声はますます大きくなっています。多額の費用によらずとも「構造改革特区」を活用する学校設立(可能な範囲では「通信制高校」。小中学校は別として)を心がけていく所存です。幸い、少し遠距離ではありますが、積極的に私たちの意見を汲んでくれる自治体もあります。目標を新たにこれまでの計画を発展させていこうと決意しています。星槎高校及びフリースクールを進めている方がたといっそう理念を共有し実践を相互に交流し、また協力しながら進んでいこうと思います。私たちの希望が実現するか否かを含めて、今後の動きについてはまたこのページでお知らせいたします。文責:亀貝一義

2005年から2006年へ … 自由が丘の不断の『創造』を!  2006.01.01

振り返ってみると、2005年は非常に重要な年であったと思います。 学園の活動を見直すことからこれからのテーマをつくり出しつつあること。

昨年の2月、文部科学省は全国のフリースクールなどに対して「不登校対応の教育実践活動」をやらないかと提案しました。これに対して私たちも応募することを決めたのですが、その際、これまで取り組んできた10年余の活動を点検(総括)しました。そして多くの人たちの協力を得ながら、3つのテーマを進めています。一つは、「新しい学習スタイルについての研究」、二つめに「子どもの成長に、さまざまな体験活動等がどのような契機になるか」、そして3点目は「進路等についてどう考えるべきか」。
これらは、私たちのこれまでの基本的なテーマでした。これら3点の研究テーマを昨年と今年の2年間の活動課題として進めることになっています。

フリースクールもひとつの学校!

ややもすると、フリースクールは一般の学校とは全く異なる特殊な学園であるという意識が大きいのが普通です。しかし、私たちは札幌自由が丘学園も一つの学校という意味のオルタナティブスクールと呼んでいます。「オルタナティブスクール」は「もうひとつの学校」の意味で理解しています。

中央教育審議会が昨年10月に「答申」を発表しました。この中で、義務教育に関する制度の見直しがあります。「不登校児童生徒について、学校外の教育施設での学習を義務教育とみなす仕組みを」検討しようと提案しています。これは要するに私たちの学園を特別・特殊としてではなく一般の学校扱いにすることも考えていこうという趣旨です。

これら全体を含んで(主として中学生のフリースクール部と高等部)、これからの札幌自由が丘学園を創造していこうと考えています。
来年の基本的なテーマです。

通知箋と評定の問題について     2005.10.14

通知箋と評定について。これまで自由が丘でも、道フリースクール等ネットワーク(FSネット)の活動の中でも問題になったテーマです。これらについて道教委と市教委などと協議し、申し入れをしてきました。

申し入れの趣旨は、コモさんのいわれるように不登校生は端的には「評定不能」としてあつかわれるべきであること。もう1点。通知箋については公簿ではない(法令にもとづく文書ではない)が、事の性格上非常に大切な学校からの資料なのだから、フリースクールへの通学日数を「学校への通学日数」にカウントすることになっている(札幌では自由が丘通学はそういう扱い)以上、父母が見て分かるように処理すべき、ということです。

行政の見解1。評定については学年ごとに行わなければならない法的な義務がある。従って在籍生には「1〜5」の評定をつけなければならない。ただ現在は相対評価でなく絶対評価なので、可能な方法で子どもの努力を見ることができるし、それを加味して機械的に「1」にならないようにしてもいいだろう。ただこれも学校長裁量で行政が「これはまずい」というようなことはできない。
見解の2。ただ各学期ごとに通知箋に記入するのは、二重に学校長裁量である。通知箋という学校側からの好意的な資料であること、評定は学年末に行うのだから学期ごとに行うのはこれまた「しなくてもいい好意の一種」(と言ったわけではないが、だいたいそういう意味)だ。

以上がおおよその行政的な見解です。私たちも、上の2つのテーマについてはまた市教委と議論します(市教委とFSネットは年間3回の定期懇談の道をつくっています)。市教委は「通知箋の性格は公的でないにしても子どもへの激励という意味があるのでFS通学日数を正しく記すべき、と学校長会議等で何度も言っている」との見解です。もし、可能なら子どもさんの学校に「市教委はこう言っているのにこちらの学校ではどうしてその指導を受け入れないのですか」という趣旨の質問をしてみて下さい。そして、これについての学校側の意見等があればすぐ私の方に連絡をして下さい。
ちょっと長い文書になりました。

※ BBSに寄せられた意見・質問についての一定の回答です。 

2度の「情報ツウ」での特集について    2005.10.14

日テレ系の「情報ツウ」で2度(6日と13日)に及ぶフリースクール特集番組が放映された。札幌自由が丘学園がフリースクールの一つの典型として取り扱われたことは私たちにとってうれしい試みであった。
この番組は、当初の予定から変わったようである。1回予定が2回になり、内容も不登校とフリースクールに関連しつつも特定の生徒が比較的長い時間登場するというようなことになった。9月30日の余市での「フリースクール交流会」も報じられていた。それらはいずれも局の都合であるとともに、私たちにとっても好ましい結果であったと思う。

フリースクール(以下FS)である本学園と直接の関係のない人(学園の内容について不案内の人)や、関心のある人でも「はてな?」と思う人もいると思うので、若干の補足と感想とコメントを記す。

今日の学校と教育の問題点と不登校はウラハラの関係である。FSで元気になっている子どもたちが学校にもどる、ということは容易な話ではない。FSであるからこそ本来の姿を表現できるのであって、今日の学校ではそれが難しいことが多い。だからしばしば「どうしてここの生徒たちがFSになどいるのか。学校に行けるじゃないか」というコメントをもらうが、それは今日の学校の少なくない部分で、複雑な現代社会に生きる多様な子どものすべてが「本来的元気さ」を表すことが難しくなっていることを意味している反映でもある。

1回目の放映の終わりの部分で、義家弘介さんが「FSの問題点として『学力』と『進路』がある」ことを「経済的な問題」とともにあげていた。私たちはそれを考えるからこそ、FSに付属する形で「高等部」を開いてきたのである。人間の自立・成長はたくさんのハードルを越えることであること、そしてそれを短い1〜3年間だけで目に見えてやれる子どももいること、反面また数年間のスパンを必要とする子どももいること、を実感してきている。早い話、すいすいと進むことができる子どももいるだろうが、そうでない子もいる。
後者の子ども(いろいろ迷ってあっちに行ったりこっちに行ったりする子ども)もしっかり生きていくことができる場合が多い。

「元気が出てもそれで終わりではない」と強調された。私たちにとってはいわずもがなである。だからこそ私たちは「今一歩の挑戦」を不断に生徒たちに呼びかけているのである。もち論、呼びかけているからといって思うように進まないことがあるのは当然であろう。

たくさん誤解を招きかねない場面があった。これらについては省く。そして、チャイムがならないとか、授業の初めと終わりに「起立・礼」の号令がない、等が不思議がられた。私たちはわがFSをスタートさせる際、議論の末に「ノーチャイム方式」を採用した! 今、学校現場でチャイム不要が広がっていることを知るとき先見の明があったのではないかと自負している。

私たちは子どもたちに「挨拶」の大切さをいつも言っている。FSでの「朝の会」や「帰りの会」での元気のよい挨拶はどこの学校と比べて勝るとも劣るものではない。しかしいわれるように「起立・礼」の号令という形で行う始めと終わりの『けじめ』はない。これについては別に考えることにする。

全体としては(放送用・視聴用を一番考えるTV番組であることは重々分かっている!)義家さんの出番をつくった番組であったというのは私一人でなく生徒たちの感想でもある。 



 


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