フリースクール活動を土台とした新しい学校づくり 2007.12 
■「高等部」から「高校」へのステップアップ
私たちは、今構造改革特区制度を活用して道北の町わっさむ町と連携した新しい通信制高校づくりを進めています。現在の「星槎国際高校札幌キャンパス」は2002年度からの実績ですが、これを飛躍させて独立の高校にしていく計画です。目標通り進めることができれば、2009年4月に「高等部」は「札幌自由が丘学園高校」(これは仮称です。正式校名は検討中)になります。「星槎高校」のいわば分教室から、独立した高校に確実にステップアップすることです。その段階では、希望する生徒はすべて「高等部」から「高校」に“転校”することになります。
■「特区学校」のいくつかのパターン
ただいろいろな問題は新たに生まれてくることも予想できます。そもそもこの「特区学校」といっても、私たちが取り組もうとしているのは「学校設置会社」による学校です。「特区学校」の中には、先日私たち3人(亀貝、杉野、金澤)で視察研修に行った東京シューレや星槎中学校のように「学校法人」もあります。私たちの当面目指している、「会社」による「特区高校」の先輩は十勝の清水町に本部を置いている北海道芸術高校です。
現在私立学校には、規模によって違いはありますが、高校の場合生徒一人につき、50万円以上の年間の公的補助がなされています。しかし私立の通信制高校の場合はほとんどありません。そして特区学校の中の「学校設置会社」立の場合はゼロです。(もっとも今も同じですが。将来的にはこの問題についての取り組みが絶対に必要です!)。
■ 私たちのここ10数年間の活動の基調は学校づくりでした
私(亀貝)が、高校に勤務していた1986年、今も高等部の非常勤講師である吉田弘さんや木村玲子さん、北海道自由が丘の鈴木秀一さんたちと「新しい教育・学校をめざす研究会」をつくりいろいろな議論を積み上げ、新しい学校をつくろうという目標をかかげ90年に高校を退職しました。その後さまざまな問題を乗り越えて93年11月1日にフリースクール札幌自由が丘学園をスタートさせ、今日に至っています。芳賀さんや杉野さんがフリースクールスタートの早い時期からはせ参じています。その他、多くの非常勤スタッフを含めたくさんの方がたがフリースクール活動や札幌自由が丘学園の諸活動に参加協力をしてくれています。
これまでの活動の基調は「子どもたちが輝く学校」をつくることでした。フリースクールであっても「もうひとつの学校」という理解は当然です。そしてこの「学校」はできればインフォーマルな形というよりフォーマルな形でありたいと願うのは当然です。一般の私立学校をつくることは(仮に「特区学校」であっても)膨大なカネがかかります。また「北海道」が学校認可に積極的になることが必須です。残念ながらこの二つの条件は現段階では私たちにはありません。
10数年間の「苦闘」に近い活動の基調である学校づくりを今実現できるとすれば、上に記したように特区制を活用し、積極的な自治体と協力し合い、「学校設置会社」による「通信制高校」をつくることです。
■新しい通信制高校の特徴は
この高校は、「高校設置基準」の基準により、全体で240名の定員です。今のところ、高校の本部はわっさむ町旧三和小学校。現段階では、学習と通学の方法の基本はこれまでと大きな変わりはないはずです。
そして、わっさむ町との密接な教育関係をつくっていきます。
「通信制高校」は今の高等部もそうですが、これまでの私たちの実践からいえば最も適切で柔軟な高校の形態と思っています。生徒の現状に応じたきわめて柔軟で自由な教育活動ができます。これを私たちは有効に活かしていくつもりです。
※ 来年秋までに十分検討し我が学園にふさわしい青写真を示していこうと考えています。 (文責:亀貝)
■ 内閣府、和寒町に対して「特区」を認定すると決定。
3月末、連絡がありました。今後、和寒町と私たちの間で具体的な方向を検討することになります。
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