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札幌自由が丘学園三和高等学校の第10期入学式での「式辞」(180420)

       校長 亀貝 一義

 札幌自由が丘学園三和高等学校に入学することになった生徒の皆さん、入学おめでとう。
 本日、新しく私たちの学校に入学することになった生徒は、月1・在宅学習コースが4名、全日の毎日学習コースが19名で合計23名です。
 本校の生徒数は、月1が合計で24名、全日が合計で47名。札幌学習センターの生徒数は合計で71名。そして東京学習センターの生徒たちが63名ですから、三和高校の生徒数は合計で134名です。

 たくさんある高校の中で、私たちの三和高校を選んでもらえて本当にうれしく思います。
 札幌自由が丘学園には、他にフリースクールがあります。今の在籍者は10名ですから、144名の生徒が札幌自由が丘学園の生徒ということで平成30年度2018年度がスタートしました。
 これからいつものようにたくさんの転入生を迎えることができると思います。

 多くの皆さんは、先月までは中学生でした。皆さんは高校進学にあたって、誰もが「友だちができるだろうか」とか「勉強についていけるだろうか」ということについて不安をもっていたと思います。
 勉強もちょっとだけ難しくなるかも知れません。まわりからも「高校生なんだからもう子どもではないよ」と言われるかも知れません。
 人への態度も、たとえば言葉遣いなどを含めて、これまでよりはバージョンアップしなければならないですね。しかし、もし皆さんが友だちができるかな、とか勉強は難しいのでは、という不安を持っていたとしてもあまり心配しないでください。やさしい先輩、いいスタッフがいます。もし不安や困ったことがあれば何でも担任や、ここに座っている先輩にたずねてください。きっとやさしく親切に答えてくれると思います。
 
 この機会に、札幌自由が丘学園の理念と目標について触れておきたいと思います。
 三和高校の前身はフリースクールでした、フリースクールは25年間の歴史をもっています。今の学校にはどうも満足できない、なじめないという子どもたちのためのフリースクールからのスタートでした。
 その後、「高等部」をスタートさせ、9年前の4月、和寒町の協力があって札幌自由が丘学園三和高等学校を開くことができました。2009年のことでした。皆さんはこの高校の第10回目の入学生です。

 私たちの高校は、他と違うところがいくつかあります。
 多くの学校は、「君はこの成績だからこの高校だよ」といわれて入ってきた生徒たちがほとんどです。しかしここは、人数は少ないが実に多様な生徒がいます。
 勉強のできる人もいます。反対に少々遅れている人もいます。非常に個性豊かな人がいます。

 25年前、私たちは私たちが開く学校を「自由と共同の学校」にしていこうと決めました。だから、こまごました校則はつくっていません。生徒の皆さんの自由と自主を大切にしています。この考えはフリースクールであっても高校であっても変わっていません。
 そして「共同」とは、生徒どうしの共同、皆さんを支えるスタッフや父母、地域の人たちの共同、そして生徒と大人たちの共同、三和高校の「和」の意味でもあります。この自由と共同の学校でみんなが元気を取りもどしています。

 この機会に、皆さんに、高校生になってこれだけはおさえて欲しいと思うことを2点強調したいと思います。
 第一は、勉強に対しても、あるいはその他皆さんの趣味を深めることなど、何かに対して「やる気」を持って欲しいということです。意欲を持って欲しいということです。
 第二に言いたいことは、皆さんが将来どう生きるか、何をめざすか、といった将来への夢を考える時期だということです。焦らなくともいいから、「吾何をなすべきか、どう生きるべきか」を折に触れて考えながら、自分らしさの基礎を固める3年間であって欲しいと思います。

 入学式での生徒数は少なくとも、これまでの例では今後多くの転入生などを迎えることになると思います。いろいろな高校で傷ついたり疲れたりして方向を変えたいという高校生が少なくありません。そして3年間の三和高校での高校生活を終えて次ぎのステージに向かうときほとんどの卒業生が「三和高校で学ぶことができて良かった、ここがわが母校だ」という感想をもって挨拶していきます。多分皆さんも同じだと思います。

 そして、父母の皆さんへささやかなお願いです。 
 単なる一人の「利用者」としてではなく、学校を共同で動かす当事者という気持ちをもって臨んでいただければ幸いです。 

 さいごになりましたが、この入学式に23名の新しい札幌自由が丘学園三和高等学校の生徒たちの前途をお祝いするためにお集まりいただいた父母、先輩になる在校生の皆さん、そして和寒町の皆さまに、学園を代表して心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。
 以上をもって、学校長の式辞といたします。

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