2014 年 1 月 のアーカイブ

2014 年 1 月 23 日

作文の授業

高村さとみ

3学期がスタートしました。フリースクールでは3学期から国語の授業で作文を書いています。テーマは「フリースクールの生活を振り返って」と「私の好きなこと(もの)」。このテーマには次のようなスタッフの思いがこめられています。

まずは「フリースクールの生活を振り返って」について。3学期に入ると毎年本当にアッ!という間に時間が流れ、中学三年生の旅立ちがやってきます。中学三年生は高校生に、在校生も一つ学年が上がり新しいステージに立つわけです。ぜひ子どもたちには「自分はここまで成長したんだ」と自信をもって次のステージを歩んでいってほしい。そのためには、3学期をアッ!という間に過ごすのではなく、フリースクールで過ごした自分を思い返し「友達がたくさんできたな」「ここは大人になったな」「こんな楽しい思い出ができたな」と、そんな思いを一つでも持ってほしいと思いました。

次に「私の好きなこと(もの)」について。「フリースクールの生活を振り返って」をテーマにするにあたり、入学したばかりでフリースクールで過ごしている期間が短い子、自分の思いを言葉にすることが苦手な子について考慮する必要がありました。また、上記にあげたものの他にもう一つ「その子の個性がにじみ出ているような作文であってほしい」というスタッフの思いがありました。ひょっとしたら自分の好きなことや好きなものについてであれば、みんな夢中で・楽しく・生き生きと自分の気持ちを表現することができるのではないか。そのように考え、このもう一つのテーマが決まりました。

さて、今現在作文を書いているところなので子どもたちがどのように書き上げるのかはこれからのお楽しみなのですが、みんな自習や家に帰ってからの時間も使って一生懸命書いています。作文を書き始める前に、フリースクールでの日々をどのように思っているのか、何か変わった自分はいるかなど気持ちの深い部分について話をした子もいます。

果たしてどのような作文になるのか。自分の成長を確認するようなきっかけとなってくれていればうれしいです。

2014 年 1 月 9 日

徒然なるまま・・・1月

桑名八重
2013年度の年末年始はとっても長かった・・・。世間的にも9連休。有休などを使えばもっと。
私たち札幌自由が丘学園の職員も9連休。
年明けの6日。お仕事はじめは辛かった。
休み癖ってすぐにつくんだなぁと再度実感した。
さて、「仕事はじめ」について親戚が集まった時話題になった。
60代の母や叔母がいうには、「仕事はじめ=振り袖」だそうだ。
30代の姉や私は「何それ?」。
叔母「私たちがOLやってたころは、年始は振り袖で出社して、お屠蘇と年始の挨拶まわりなの!」
姉・私「は~。経験ないわ、そんなの」
叔父「丸の内とかじゃ、まだそういうの見るけど?」
全員「え~!」
時代と世代の差を感じる会話だと思った。
とりあえず、私のこれまでの社会人経験のなかでは「仕事はじめ=仕事ONLY」
どちらがよいかは、判らないけれど日本の文化風習がまだまだ残されていたんだなと思う。
仕事はじめ=振り袖。おおらかでいいなと思う。
ところで、もう少しで成人式である。
日々のなかで着物を着ることは少ないが、私は一応着付けはできる。
しかし、私も姉も振り袖を着たことはない。
成人式にも参加していない(なんせ、二人とも受験直前だったから・・・)。
今になって思うと、せめて貸衣装で写真だけでも撮っとけばよかったなぁ。
あの頃はまったく重要に感じなかったけど、年を追うごとに季節の変わり目、節目の行事の大切さがわかってきた。
生徒たちに、「とにかく節目として何かやっときな」と伝えている。
今年のお正月の心残りがひとつ。
バタバタしてて、着物着てない!!