2016 年 4 月 のアーカイブ

2016 年 4 月 1 日

3月31日の報道について(文科省の「点検」に関して)

札幌自由が丘学園三和高等学校 校長 亀貝一義

3月31日、朝日、毎日、道新などが、文科省が広域通信制高校を点検し不適切な事例を改善するように指導した、と報道した。ことの発端は三重県伊賀市のある通信制高校が国からの就学支援金を不正に受給したといういわば詐欺事件を受け、全国の広域通信制高校102校を対象に緊急調査をしたということだった。

この関連記事の中で、道新が「和寒の『三和』を指導」という見出しの小さな記事を載せていた。「就学支援金に関わらない不適切な例として、教育特区認定を受けた...札幌自由が丘学園三和高校が学則に、本来特区外では認められない添削や面接などの学習指導を行うと定めていたことから、和寒町から指導を受けた。同校は近く学則を修正する方針だ」というのがその内容である。

添削とは主としてレポート、面接とは主として授業のことだが、本校のような和寒町認可による特区立の高校では特区内でこれらを含めた教育活動を行うことになっている。だから本校は毎年和寒町でスクーリングを行い、これを必修としている。このスクーリングでは、和寒町と協議の上、さまざまな地域の活動に参加したり、多様な実習の活動を創り出してきた。まさに特区地域でしかできない学習活動を進めてきた。

学則を修正し、新年度は指摘されるような誤解がされないようにする。