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農園実習    芳賀 慈 (フリースクール部主任/保健担当)   2008.06.03

今年度初の農園実習があった。北海道女子学生会館の館長が自由が丘学園の創設者の一人でもあり、現在も高等部で生物を教えている縁があって、その畑をちょっぴり使っての実習である。実はダリヤの交配が専門の、その筋では有名な方らしいが、個人的には麦わら帽が似合う野菜作りの達人という印象が10年来変わらない。

今回はビニールハウスの中のリーフレタスに水をやり(ついでにその場でちょっと食べて)、かぼちゃとジャガイモの苗を植えた。その後の管理はすべて任せ、月に一度程度生育具合を見たりする程度なのだが、一部の生徒には根強い人気のある企画だ。

農作業なのだから、当然ミミズがいるし肥料のにおいもする。土で靴は汚れるしクモの巣が髪にかかるかもしれないなどと前もって言っておいたら数人が休み10人での作業になった。ある程度覚悟はしていただろうに、それでも土の上に立っていること自体が気持ち悪い、虫が上ってきそうだなどと作業を遠巻きに眺める女の子たち。そういえば、土の上など、普段歩く機会もないのだから多少は無理ないのか?
とは言え秋の収穫の時までには土の感触にも慣れ、地中から顔を出すジャガイモにワクワクしてほしいと思う。その会館は30年近い歴史を持ち、私も高校時代に2週間ほどお世話になった。館長は当時から野菜を手作りしていたという。私の身体の一部は、その野菜でできている。


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