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■■ なんとなく最近考えていたこと 田房絢子 (高等部/英語担当) 2008.06.10
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最近クラスでは進学の話が多くなり、どこの大学に行きたいとか、将来は何になりたいとか、具体的な話が出てくるようになった。逆に何になればいいのか、どこに向かえばいいのか、迷い始めている生徒もいる。どちらにしても、未来への架け橋となる卒業を目の前にした前向きな考え事なのだから、とことん悩んでほしいと思う。ここで妥協してしまえば、考えることを諦めてしまえば、また後ろ向きの自分と対峙することになる。そこからは二歩も三歩も成長したんだから、悩んだ末にはきっとなにかしらの答えを出せるだろう。あの頃は無理だったかもしれない。でも今は、そうじゃない。前向きの自分が確かに存在しているのだ。
この生活に一区切りつけてゴールするのではなく、ゆっくりとした時の中に身を預けるのも必要なときがある。回復に時間がかかるのであれば、自信がつくまでかければいい。全速力でゴールした後、息切れを起こして倒れてしまうぐらいなら、少しずつ自分のスピードでゴールに近づいていけばいい。走らなくても、ゆっくり歩いたって距離は縮まっていくのだから。人生は長い。今の生活が少し長引こうが、後の自分にとって必要な休息に違いないのだから。
そしていつの日か「大人」と呼ばれるその時、みんなは胸を張って生きているに違いない。落ち込むことは山ほどあっても、歩き続ける体力を身につけているだろう。辛いことであっても必ず自分への糧として還ってくるのだと、そうやって前を向いて歩くことのできる、たくさんの経験を持った「大人」になるに違いない。そうして、そんな「大人」たちは、輝く魅力を持った人間となり、これから生まれくる「子供」たちに憧れや生きる希望を与えるのだ。それと同時に「子供」たちに希望や未来を託す。そしてその「子供」たちが「大人」になったとき、彼らの次の世代にまた希望を与え、そして託す。そうやって人間は世代世代へと受け継がれ、生き続けているのだ。きっと、本来は。
負の要素が受け継がれているのか、悲しい事件が多いこの世の中。ここにいるみんなにはかっこいい「大人」になってほしい。すべての経験を自分の武器とした、輝かしい「大人」に。そしてまた次世代にその魅力を伝えてあげてほしいな。
・・・そんなに悪いものじゃないと思うよ、「大人」になるってね。
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