2009 年 4 月 のアーカイブ

2009 年 4 月 30 日

せわしい毎日

                                                                                          杉野建史

昨年度末以降、我が三和高校(当時はまだ高等部)は非常にせわしい毎日を送ってきた。年度替わりはいつでも忙しいのだが、今期はこれまでと違っていた。
自前の学校をつくり、いろいろなことを管理することはやはり大変なことだった。昨年7月以来、年度末や年度初めの忙しさを想定し、計画的にできることから仕事を進めてきたのだが、仕事は想定外の方が多く関係者の方々に教えて頂きながら何とか落ち着くところまで辿り着いた。当たり前のことではあるが、何から何まで自分達でやらねばならない。関係諸団体との連絡、登録、契約、等々…、山のような仕事量と、複雑な仕事内容。自分達の手作りこその苦労。開校準備室の金澤共々、私にとっても非常に勉強になった。

早く「日常」に戻りたかった。授業をしたり、生徒と話をしたり、放課後のゆったりとした時間を生徒と共に過ごしたり。日常でも忙しいことにかわりはないのだが、日常の忙しさは自分の“リズム”と同調させやすい。
札幌を含む北海道は先日、春先の吹雪に見舞われたが週の半ばから暖かな日射しと共に気温も上がり、過ごしやすく気持ちの良い季節になってきた。火曜日に仕事で大通り近辺を歩いていると、路地に立っている桜の花が七分咲きになっていて、しばし見とれた。花より団子の私であるが綺麗に咲く花に目を奪われた。満開の桜より七分咲きくらいが最も趣があると思う。せわしかった毎日、焦る心を一瞬にして和らげてくれた。

毎日毎日の仕事をゆっくりと、でも急いで焦ることなくこなしていこうと思う。

2009 年 4 月 27 日

開校式 無事終了

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25日(土)、快晴にめぐまれた和寒町で、札幌自由が丘学園三和高等学校の開校式が盛大に行われました。

校長の開校宣言と開校に当たっての挨拶(式辞)、町長や教育委員長、地域自治会長などの祝辞、父母会代表や生徒代表の挨拶、さらに掉尾を飾ったのは生徒たちの朗読劇「青い目の人形」でした。

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開校式が終わってから会場を替えて「開校祝賀会」。ここでも数々の感動のシーンが展開されました。

2009 年 4 月 24 日

明日の準備は完璧?

開校式と祝賀会、参加する方がたにお届けする資料(印刷物や「実践のまとめ」、おつりなど)の準備も整いました。現地でのこまごました準備もほぼ完璧です。

明日の先遣隊出発は午前7時前、開校式に先立って本部校に通う生徒のための「入学式」もあります。生徒たちから「スーツを着なければなりませんか」などという質問もありました。サプライズはありますか?

2009 年 4 月 23 日

開校式に向けて大忙し

明後日の「開校式」に向けての準備がどんどん進んでいますが、いろいろな資料(印刷物)や車両の手配、参加者の確認、その他こまごましたことの点検など、授業や学校の日常の業務のスキマを使って大忙しです。

初めてで、最後のイベントの「開校式」を成功させるために常勤スタッフは大奮闘中です。また朗読劇を行う生徒たちの練習も熱が入っています。

多数の人たちの期待に応えられるようにとの思いも刻一刻と高まっています。

2009 年 4 月 19 日

2009年度入学式が行われました

本日、札幌自由が丘学園三和高等学校としての最初の入学式が行われました。

天候は新入生を祝福するような晴天。

そして、今年度はかつてない人数の新入生を迎え入れることができました。

新しい仲間が増え、さらに活気あふれるであろう今後の札幌自由が丘学園に期待が大きく膨らみます。

2009 年 4 月 19 日

「青い目の人形」

                                          亀貝一義 

「ブログ」に記したことと重なるが…。

札幌自由が丘学園三和高等学校の本部校になる元三和小学校は2004年3月に閉校したが私の母校である。
敗戦の決まった時、私たちは小学校の2年生。その小学校を卒業して47年たった1997年4月に旧友たちと母校を訪問した。そのときに初めて「青い目の人形」があったことを知った。
※ この旧三和小学校は1997年1月に新築されていた。

昭和の初め、アメリカ・オハイオ州のギューリック博士(牧師)が日本とアメリカの親善のためにアメリカ全土の子どもたちに呼びかけて約12000体の人形を日本の子どもたちに贈ってくれた。各地で、この人形の歓迎会が開かれ、お礼として各都道府県ごとに立派な日本人形が贈られたりもした。そのように昭和の初期、心温まる日米の子どもの交流があったのである。(この日米の橋渡しの役を果たしたのが経済界の長老渋沢栄一である)。ところが、その後戦争の中で、「敵国アメリカの手先の人形」と、かわいそうな人形がやり玉にあげられた。そして子どもたちはこの人形をたたきこわしていった。

戦争が終わって30年以上たって、各地の小学校の改築工事などが行われていく中で、この人形が発見されていくのである。全国で約200体が現存していることが知られている。多分それぞれの小学校の校長先生などが、壊されないようにひそかに隠していたのだろう。三和小学校に保存されていたのもそういう事情があったに違いない。しかし真相は今となっては分からない。

私自身が小学校に在学中、この人形の話は全く記憶にない。何十年もたってから、こんなことがあったのだ、と知った。そして今から見ればそれほどかわいい感じはしない青い目の人形のもっている意義ははかりしれないと自覚した。

4月25日の札幌自由が丘学園三和高等学校開校式で、これをテーマにした朗読劇が行われる。

2009 年 4 月 18 日

本部校に校名が入った

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開校式を25日に控えて、着々と準備が進んでいます。美しいシルエットの校舎に校名が映えています。

2009 年 4 月 16 日

ウェルカムパーティー

 フリースクールでは5人の新入生を迎えてのウェルカムパーティーを行いました。パーティーではいつも料理を作るのですが、今回はクラブハウスサンド、スコッチエッグ、野菜スープ、フルーチェと、少々難しい料理にも挑戦してみました。みんなで協力し合い、とてもおいしい料理ができあがりました。写真は乾杯の様子です。

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2009 年 4 月 15 日

学園に活気あふれる

15日、高校がスタートしました。これまでの「高等部生」は全員「札幌自由が丘学園三和高等学校」の生徒になりました。先週からフリースクールがスタートしていますので、久しぶりで学園に活気が戻りました。

19日、高校の入学式です。札幌自由が丘学園の新しいステージがいよいよ始まったということです。

2009 年 4 月 12 日

フリースクールネットワーク

北海道フリースクール等ネットワークの事務局が本学園にある。1月に一度程度ではあるが会議を行っていて、11日(土)の午後、今年度最初の事務局会議。6人が参加。今年は特に道や札幌市に対してフリースクールとしての要求を行っていくことを確認している。各フリースクールの交流会も秋にやることを予定している。