2012 年 3 月 のアーカイブ

2012 年 3 月 27 日

妄想旅行

                                                                                                                                                                                                                       安齊裕香

生徒たちは春休み。

職員はもちろん出勤です。生徒たちが登校しない日々なので、話題は仕事以外の話なんかが多かったりもします。

長く休みを取れるならどこに行きたいか。

そんな話題になった朝の打ち合わせ後の時間。

旅行が好きな私にとって、いろんな国の話、どこに行った、あの場所のあの国の何が楽しかった美味しかった・・・そんな話を聞くとワクワクしてしまいます。旅行のパンフを見たり、ネットでこの時期だとどのくらいで行けるのか~など調べちゃったりしています。

職員もまた、それぞれいろんなところに行っているのです。

韓国・グアム・アメリカ・オーストラリア・カナダ・・・・。

私が一番行きたい場所。

メキシコの『カンクン』

ダイビングもできる。イルカと一緒に泳げる。世界遺産がある。ビーチが素敵。

ずっと行きたくて、2回行こうとして予約して、お金も払って、2回ともキャンセルになった場所です。

1回目はハリケーンで行くことすら許されなくなって、2回目は交通事故にあったから行けませんでした。それから行くタイミングもなくて、少し時間ができたと思ったら高い時期で予算オーバー。なかなか行かせてもらえません。

カンクンのガイドブックは何度も見ています。いつ行けるかな。新婚旅行もまだ行けてないから行きたいなぁ・・・なんて話をしている朝の時間。

遠くに行けなくても、今は休日の道の駅周りで楽しみます。

忙しい春休みの合間のひとときでした。

こんな時間もしあわせです。

2012 年 3 月 26 日

猫背の危機

小田将弘

だいたい私は子どものころから猫背の少年で、まもなく38歳になるが、一貫して猫背を貫いてきた。 もちろんいろんな人から注意されてきたし、あんまりカッコよくないであろうことは自分でもよくわかっている。

実際大学の頃、バイト先に服とか顔とかすごくカッコイイお兄さんが、強力な猫背で、それゆえに全体が台無しになっているのも見たことがある。

ただこれ、止められないわけです。
でも最近ちょっと限界かも、というのが今回のエッセイ。

まぁ、猫背はなんとなく楽な姿勢ではあるらしい。日本人のほとんどが猫背だと言っている人もいる。
背筋がピンとしててさっそうと歩いているような人の方が珍しいのかもしれない。

猫背の理由その1は、「楽だから」というところ。

しかしこれは非常に肩や背中、首、腰などに負担がかかるわけで、多くの人が肩こりや腰痛に悩まされているのも、この姿勢が原因というのがあるようです。頭は重いですからね。それを無理な姿勢で支えてると負担はかかるのでしょう。

そういう理屈は最近ようやく理解したが、しかし私が猫背の理由は他にもある。

理由その2「私がかっこいいと思う人が猫背」ということ。
私が好きな坂本龍一やグレン・グールドなんかはピアノを弾く時の姿勢がかなり猫背で、逆に姿勢の良いピアニストはあんまり好きじゃない。ビル・エヴァンスなんかもそうだったと思う。

ピアニストに限らず、猫背の人はなんとなく風来坊っぽくてかっこいいっていうのが私的にある。
ルパン三世の次元とかもそう。

そんなんで、止めたくないのはやまやまなのだが、最近体の方がもたなくなってきてしまったのである。

以前から私は肩こりがひどく、特にパソコンに一日中向かっている仕事をしている時はひどかったのだが、パソコンやゲーム、テレビで肩こりがひどくなる。
さらに最近は首を痛めてしまい、首から来る肩こりは強烈に痛い。また最近では今までに無いほど頭が重く痛い時があり、先週は腰も痛くて、それでも遊びにいったりはしていたのだが、正直つらかった。

いずれにしても、これらすべて、お医者さんにも言われましたが猫背のせい。

色々あるんですが、そろそろ猫背を止めようかどうしようかと迷っているという話でした。

-----

フリースクールの「新しい旅立ちを祝う集い」でも発表がありましたが、3月いっぱいで札幌自由が丘学園から去る事になりました。
たくさんの皆様にお世話になりました。ありがとうございました。

最後のエッセイ、実にくだらない話となりましたが、この2年半の間、私はいかに「先生らしくしないか」ということを考えてやってまいりました。

本件も、普通学校の先生なら最後は「為になる話」や「感動的な話」でも書くのではないかと想定し、そのアンチテーゼとしてくだらない話をあえて書かせて頂きました。

私は別に普通の学校の先生に反感を持っているわけではありません。
ただ、私は普通にしているように心がけただけです。
最後も私なりに敢えて普通にさせていただきました。

それでは。

2012 年 3 月 7 日

卒業かぁ…。

フリースクール担任 新藤理

2月の終わり。自由が丘で今年最初の卒業式が開かれた。 夏からフリースクールに通い、みんなに元気を与えながら成長してきたMさんが、3月から北海道を離れて新生活を始める。Mさんのための「旅立ちを祝う集い」では、この3月に卒業する生徒たちもみんなMさんを送る側となって、たくさんのメッセージや演奏をプレゼントした。

3月4日には三和高校全日コースの卒業式が開かれた。
11日は同じく月1コースの卒業式。
18日はフリースクールの旅立ちの集い。

毎日のように顔を合わせる生徒もいれば、部門が違ってなかなか会えない生徒もいる。でも、それぞれの卒業にさまざまな思いがある。フリースクールを旅立つ中学生たちにバンド指導をしていたら卒業後ホヤホヤの高校3年生たちがそっと様子を見に来たり、月1コースに在籍するフリースクール卒業生が「卒業は寂しいけど、新たなスタートを切ります!」とメールをくれたり。フリースクールからいろいろな部門の生徒を眺めていると、あらためてこの学園のあちこちに流れる時間がそれぞれ有機的につながっているんだなあということを実感する。こんなふうにたくさんの卒業が続けて訪れる時期には、特にそんな思いが強くなる。

さあ、あと2回の卒業式(旅立ちの集い)はどんな思いで満たされるんだろう?
みんなは笑顔で旅立っていくだろうか? それとも涙を見せるかな? スタッフも?
そんな素敵な想像が膨らむ時間にひと息つきながら…まだまだ準備は続くのでした。