2019 年 1 月 のアーカイブ

2019 年 1 月 28 日

安倍首相の施政方針演説 ... 「フリースクール支援は消えて児童虐待問題」

亀貝 一義

今日国会で安倍首相の施政方針演説があった。私はこの演説で、さしあたり私たちの直接の課題(不登校問題とかフリースクール支援について)についてどういうように触れられるかに関心をもって、この数年見てきた。

この数年は毎回触れている。「フリースクールへの支援」、または「フリースクールに通う子どもへの支援」について。

これについて2018年10月25日のエッセイで、「安倍首相は毎年フリースクールの意義をうたっていた!」を参照。

しかし今回は全くこれについてはない。尤もこれまでも言っているのに全く前進がなかったのだから、演説の中でどう触れるかは関係がないことかも知れない、とも思うが。

多分次の点も言うだけ言っておく、といった類いのことではないだろうか。

「虐待問題」が、問題になるたびに私も心を痛める一人だ。どうして親が自分の子どもを虐待し、あまつさえ死に追いやるようなことをするのだろうか、と。

これについて今回安倍さんは次のように言っている。
「子どもたちこそこの国の未来そのもの。... 何より子どもの命を守ることを最重点に、児童相談所の体制を抜本的に拡充し、自治体の取り組みを、警察が全面的にバックアップすることで児童虐待の根絶に向けて総力を挙げて参ります」。

2019 年 1 月 22 日

NPOの本分

高村さとみ

最近、札幌自由が丘学園の活動をどうすればわかりやすく伝えられるのかを考えている。

昨年クラウドファンディングを行ってみて、またNPOも自己評価・相互評価をしてより透明性のある運営をすべしという流れもあって、やはりNPOの本分は市民に応援されるものであるべきだとつくづく感じた。
市民に応援されるNPOであるためには、自分たちの活動がどう社会課題の解決に役立っているのかをわかりやすく示さなければならない。

そんなことを思って、世界のオルタナティブスクールについて書かれた本を読んだ。
サマーヒルスクール、フレネ教育、クロンララスクール、シュタイナースクール。東京シューレについても書かれていた。
共通するのは「子どもの主体的な学び」。しかし、これには2つのタイプがある。
一つは子どもが主体的に学ぶような仕掛けを意図的に行うタイプ。
もう一つは子どもが自分から学びたくなるまで待つというタイプ。
フリースクールは後者のタイプといえる。活動への参加は任意としていることが多い。
フリースクール的に言うと、安心できる環境で充分に休むことで、子どもはエネルギーを充電し自然と学びたいと思うようになる。(この場合の"学び"は生活や趣味に関するものも含んでいる。)
確かに、子どもがイベントを発案・企画・実行した。なんて話をよく聞く。

先の話に戻ると、市民に応援されるNPOとなるために、フリースクールはこの「自然に学びたいと思うようになる」の部分をもっと一般化しないといけないと思うのだ。
札幌自由が丘学園でいえば、よく見学の方に言われる「こんなに元気なのにどうしてフリースクールには通えて、学校には通えないの?」がそれである。

子どもが学びたくなるまで待つからといって、大人側が何もしていないとは思えない。普段の会話や過ごす環境や関わる人など、無意識に行っている仕掛けがあるのではないか。
私たちも「なぜ元気になるか?」の答えを明確に持っているわけではない。
札幌自由が丘学園はよくわからないけど良いことをやっているところ、で終わってしまって、まだ応援されるNPOにまで至っていないと感じる。
また、教員の研究会でフリースクールの話をすると「フリースクールだからできること」で終わってしまうことが多いが、具体的な言葉にすれば「この部分なら学校にも取り入れられる」ということだってあるかもしれない。

今年こそは「札幌自由が丘学園はこうやってああやっているから、子どもが元気になるんです!ババーン!」と打ち出せるようにしたい。

2019 年 1 月 16 日

平成→江戸

田房絢子

 前にも書きましたが、新しいことを始めたり、一つ上のチャレンジをしたりと、ちょっと次のステージを見据えて動こうと心掛けています。これは2年ほど前から始めたことですが、そろそろまた新しいことを始めてみようかなぁと昨年後半あたりから考えていました。ちなみに知り合いは5年に一度大きなチャレンジをしているそうで、直近では大型バイクの免許を取って、乗り回しているとか。アラフィフですよ、この方。そんなチャレンジ、すっごくかっこいいです。私はそこまでのチャレンジはまだできませんが、そんな風に年を取っていきたいなぁと聞いていて思いました。

 さて、なんか始めようかなぁと考えていた昨年後半に話を戻しますが、ひょんなことからある古典芸能に巡り合いました。もともと興味がなかったわけではないのですが、古典芸能といえば少し敷居が高いかなぁと思っていたのと、地元では直接見ることができる機会が少ないのとで、手を出してはいませんでした。今回はこちらから探しに探して出合ったわけではなく、偶然目にする機会を持ったことで運命的にちょっと心を奪われてしまいました。とは言っても、詳しく勉強しているわけでもなく、今は好きな作品をくり返し聞いているだけですが・・・。ただ、またまた運命的なことに今年北海道で行われるチケットを確保!あまりないことですからね、北海道で見ることができるというのは。直接見ることで、本当に好きになれるかわかると思いますし、全く知らなかった世界に触れてみて、自分にどんな化学反応が起きるのか、今から本当に楽しみです。ハマったら、飛行機かフェリーに乗って本場へ見に行こうかという勢いです、今なら。旅もしたいし。ただ、飽きっぽい性格なのでどうなるかなぁと思いつつ、まず本番までは飽きないことを願いつつ、新たな世界を夢見て、新たな一年を迎えました。

というわけで、平成が終わろうとしていますが、私の心は江戸時代に向かいます。さてさて、どんな一年になるやら。

2019 年 1 月 16 日

飛行機事情

桑名 八重

年末年始、正確には新年になってからですが・・・
恒例の帰省をしました。

年2回。飛行機を使っての帰省です。
毎回のことなので子どもの慣れたもので、おもちゃ何もらおうかな~などとご機嫌で乗ってくれます。

さて、今回いつもと大きく違ったことがありました。
帰り、悪天候で千歳空港に着陸できず、出発地に戻ってしまったのです・・・。

搭乗前から"条件付"といわれましたが、本気にはせず、まあ念のためそういうんだな~くらいの軽い気持ちでいました。
しかし、青森上空・苫小牧沖上空で待機ののち引き返しに。

その際のアナウンスは引き返しはじめて結構たってから機内に流れるんですね。
引き返す前じゃないんだなぁと呑気に考えてしまいました。

しかし、問題はこの後。
振り替えの飛行機は?チケット代って?
CAさんに尋ねても詳細は「地上係員に」との返事。

あまり深く考えていない私に対して、うちの旦那さんはなにやら即行でネット検索中。
どうやら引き返し始めた直後に航空会社のHPにアクセスし、翌日の便を予約。
「たぶん手順は予約だけして振り替えのはず・・・」とのこと。
なんでそんなこと知ってんだ?
しかし、フライト中ずっと航空レーダーのサイト見ながら飛行機の動きをチェック(そういうサイトがあるんですね・・・)。
アナウンス前に引き返しに気づき動いたみたいです。先に上空待機していた便が引き返し始めたのを見て翌日便を確認した様子。
なんにでも興味のある人って強いな~。一緒にいると助かるな~。と旦那さんの手当たりしだい調べる性格を久々に重宝に思いました。

それより何より、今回一番ありがたい!!と実感したのは飛行機の無料Wi-Fi。
私は今回の帰省、行きの飛行機ではじめて使ったのですが(それまで必要に感じていなかった)、いち早く翌日便を確保できたのはもちろん、家族には「帰れません」と「戻ります。空港まで迎えに来て・・・・」と事情説明がすぐにメールでき混乱が少なかった。さらに、結局4時間以上の機内で子どもにアニメなどを見せられ、なんとかぐずらず乗り切れたことが大きいです。

飛行機に乗る前にWi-Fiを使えるようにアプリのダウンロードなど準備しておくことをお勧めします。
ちなみに振り替え便はチケット代はかかりませんでした。また、飛行機を降りてから振り替え便を取ろうとしたら翌日は無理でした。

今回はかなり疲れる帰省になりましたが、なかなか無い経験をしたと思ってます。