2024年に向けた新たな取り組み

地方公共団体が、株式会社やNPO法人に対して学校の設置を認めるという教育特区法を利用し、本校所在地である和寒町の全面協力を得て「札幌自由が丘学園三和高等学校」が2009年に開校しました。晴れて正規の学校となり、数多くの貴重な時間を子どもたちと過ごしてきましたが、この特区法にはジレンマがあり、長年私たちの頭を悩ませ続けてきました。特区法の下には教育活動を行う地域が厳しく限定され、いくら特区外で子どもたちが貴重な学びを積み上げても、それが正規の活動として認められない現実があるのです。あらゆる場所で学びの場と機会を持ち、子どもたちが体験したことをすべて教育活動として評価し、高校教育として認めたい。その一心で学校法人化に向けて活動を続けてきました。

そして2024年、ついに学校法人として北海道教育学園三和高等学校は開校します。北海道の教育の一端を担うという意味の新しい校名を冠に、新たな一歩を踏み出します。ただ、中身が変わるわけれはありません。これまで同様に子どものそばに常に寄り添う学校であり続けますが、私たちがこれから目指すのは新しい学びの形を追及し続ける学校。時代とともに、子どもたちとともに、常に歩み続ける学校であり続けます。

札幌学習センターには在宅学習コースを新設
通学コース・在宅学習コースの2コースとなり、コース選択の幅が広がりました。

通学コースでの和寒本校スクーリングの廃止
必須参加のスクーリングではなく、より参加しやすい宿泊学習に変わります。

課外活動の一層の充実
マリンスポーツ体験やサイクリングなども活動評価の対象となります。

和寒町における宿泊学習の内容充実
体験活動を重視した、子どもが主体となる活動をより充実させます。

top