私たちは不登校など、今の学校に馴染めない子どもたちの「安心できる居場所」と「学びたい希望」をサポートしてきました
学校長 亀貝 一義 [担当科目] 北海道科
本学園は、6人の子どもたちとともにフリースクールをスタートさせたのが始まりでした。それ以降300名を超える子どもたちや若者に対して、安心できる必要な場所、楽しい学びの場をつくりサポートしてきました。広域通信制の星槎国際高等学校と連携した「高等部」をスタートし、フリースクールで過ごした子どもたちや、高校生活になじめない若者に「安心できる居場所」と「それぞれにふさわしい学びの場」を提供。そして私たちの取り組みは、文部科学省から「不登校対応実践研究事業」の委託校として指定されて今日にいたっています。これまでの教育活動から言えることは、不登校や高校を中退した子ども・若者たちの多くが「人間的なつながり」と自分に合った学びを求めていることを確認できたことです。それは「人間教育」そのものを、大人である私たちが準備しなければならないことを意味しています。私たちは、札幌自由が丘学園を真に子どもたちに必要な学校として、「もうひとつの学校」の意味をもつオルタナティブスクールにしていきたいと思っています。
三和で共に学び、さまざまな人に出会いましょう
今までの自分、悔しい思いや悲しい思い、楽しかったこと嬉しかったこと。全部背負って一緒に歩いていきましょう。私たちは、夢を共に語れるような子どもに成長して欲しいと願っています。そのために、人との繋がり、さまざまな体験、基礎学習を重視しています。子どもたちのために、保護者の方々や学園を応援してくださる諸団体の皆様と共に、教育実践を行います。
新しい自分を見つけていきませんか?
自分の中にたくさんの思い、閉じ込めていませんか?楽しいことは笑顔で分け合い、つらいことはちょっと背中を押してもらい、頑張ったことはお互いに褒め合い、認め合う。いろいろな人と思いを共有し、さまざまな意見を聞き、考える。そこからまた新たな自分が生まれます。私たちと一緒にもっと元気な自分、新しい自分を見つけていきませんか?
キラキラした学園生活をいっしょに送りましょう
水泳、バレーボール、スキューバー、カヌーなど、カラダを動かすことや、野外活動が大好きです。以前は野外活動指導員や児童厚生員として、運動やレクあそび、自然とのふれ合いを伝える仕事をしてきました。楽しいこと、好きなこと、興味を持つことを増やせるように、たくさんの経験をさせてあげられればと思っています。みなさんとたくさん笑って、いっしょにキラキラした学園生活を送れるように努力していきます。
人それぞれが持つ、可能性を信じて
人は、それぞれいろいろな可能性を持っています。これから自分に何ができるのか、何をしたいのか。いろいろな経験を通して考えていってほしいと思います。皆さんの学校生活は楽しいこと、大変なこと、ときには苦しいこともあるでしょう。毎日の生活の中で、仲間をつくり、ひとつでも多くの好きなことを見つけていけるように、全力でサポートしていきます。
たくさんあがいて「自分を受け止める」
人はいくつになっても、他人との接し方や自分の役割について考え、悩んで生きています。「普通」という言葉に縛られて、自分らしさがわからなくなり、いつも周りから後ろ指をさされているのではないかと、不安で押しつぶされそうになる時もあります。けれども人は、たくさんあがくことで良いところも悪いところも「自分」と受け止めて、少しずつ前に進んで行くのだと私は思います。皆さん、ここでたくさんあがいてください。未来へと進んでいけるように全力で皆さんに寄り添っていきます。
1993(H5)年11月1日 | 生徒6名でフリ-スクールを開設 (開設当時:札幌市北区北22条西4丁目アカシアビル3階) |
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1998(H10)年2月 | 札幌市北区北16条西4丁目の一戸建てに移転。在籍生徒数は小中高合わせて常時30名規模となる。兄弟校「夕張スクール」をオープン |
2002(H14)年4月 | 高等部を開設し、星槎国際高等学校と連携 |
2002(H14)年8月 | 現在地の札幌市東区北8条1丁目に校舎を移転 |
2003(H15)年4月 | 北海道教育委員会から「技能連携施設」の認定を受け、「星槎国際高等学校札幌キャンパス」と位置づけられる |
2003(H15)年8月 | 北海道知事から特定非営利活動法人「フリースクール札幌自由が丘学園」の認可を受ける |
2005(H17)年4月 | 文部科学省の「不登校対応実践研究事業」の委託を受ける(2009年3月に至る) |
2008(H20)年7月 | 北海道和寒町から構造改革特区性に基づく「札幌自由が丘学園三和高等学校」の設立認可 |
2009(H21)年4月 | 札幌自由が丘学園三和高等学校 開校 |