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よくある質問

回答

入学や卒業の時期は決まっていますか?

フリースクールの場合は特に決まった時期はありません。ただ、一般の入学、卒業の時期に合わせて「新しい出会いの集い」や「新しい旅立ちの集い」を行い、それぞれの生徒が、必要と考えた時が入学であり、自立(進学、学校復帰、就職など)を決意したときが卒業だと考えてください。

体験入学について説明してください

フリースクールに入学しようという場合は、1週間の体験入学をしてもらっています。どんなに今いる生徒たちにとって"いいスクール"であっても、すべの生徒にとって相性がいいとはかぎりません。それは今在籍している生徒との関係やスタッフ(教師をスタッフといっています)との関係、あるいは場所や施設など、「自分が当分の間、あるいはかなり長い期間の居場所としてすごす上で不都合になったり気分が悪くなることがない」ということを確かめてもらいます。だからこれまでもこの体験入学ですっかり札幌自由が丘学園を気にいってくれた人もたくさんいましたが、反対の人もいました。この体験入学は特別な場合を除いて費用はかかりません。
そして「体験入学」で、学園の立場から「他のスクールの方が適切ではないか」と率直にいうこともありえます。

フリースクールを終えた人たちの進路は?

上に記したように、フリースクールの卒業の時期というのは必ずしも決まっていません。年度の途中で学校に復帰する生徒もいます。卒業生の進路としては、これまで市内の通信制高校や、札幌自由が丘学園高等部が多かったのですが、2009年4月から札幌自由が丘学園三和高等学校が開校し、こちらに進学するケースが多くなりました。三和高等学校の詳細については、同ホームページをご覧ください。
公立高校については、内申点の関係で難しい場合が多いのですが、一生懸命に勉強して「内申ではなく実力重視の高校」に堂々合格する生徒もいます。また、通信制高校だから自分の人生が不利であるという考えは全く正しくないと思います。要するに自分のプラス思考をいかに発展させるかですから、不登校体験をむしろ活かすことが大切です。

小中学校の生徒の場合、在籍校との関係はどうなるのでしょうか?

フリースクールはまだ国が認めた正式な義務教育機関ではありません。ですから、就学指導委員会を通してフリースクールに転校するということにはならず、在籍校に籍を残した状態でフリースクールに通い、在籍校の学校長の判断によってフリースクールに通うことが指導要録上出席となります。学園への入学と同時に在籍中学校と連絡を取り合い、本人が拒まない限りは、学園への出席の状況や活動の様子、学習の進度等を連絡していきます。そのようにして、在籍校への長期欠席等が生徒の将来にとってマイナスとならないような措置をとってもらえるように配慮しています。

フリースクール内のようすを聞かせてください

在籍人数は年度によってばらつきがありますが、男女の比率は大体半々です。午前中は各教科の授業や個別学習を行い、午後は体育、芸術、身体表現、などをすすめています。自由が丘に遅くまでとどまって話し合ったり何かをしたりというように、なかなか帰宅したがらない生徒が多いのも実際です。学園が独自に定めた校則に相当するものはありません(服装・髪型の規制もありません)が、みんなが気持よく過ごすために話し合って決めた約束事はあります。また、国の法律を守るのは当然のことですので、未成年者の喫煙・飲酒といった反社会的な行為や、人を傷つけることにつながる、いじめ・いやがらせ等には厳しく対応しています。

フリースクールでの学習はどうなのでしょうか?

私たちのフリースクールでは、基礎学力をつけていくことも重視し、学校で行われている通常の教科学習にも取り組んでいます。学校で履修される学習の基礎的な内容を精選して、毎日午前中に2時間の授業を行います。その後、個別に学習する時間も設けて個々のつまづきに対応していく時間も日々設けています。また、希望する生徒には週に2回、放課後に学習会を行って、不登校で遅れたり、履修できなかった学習を補っていくようにしています。勉強が苦手な子も多いですが、自分の力に合わせて進めていきやすいので、真剣に取り組む姿がよく見られます。スタッフも、常勤だけでなく、ボランティアの学生たちもそういった意欲のある生徒たちを一生懸命にサポートしています。