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札幌自由が丘学園三和高校から保護者の方へお伝えしたいこと

「好きなこと」だけで高校生活を終わらせて良いのでしょうか!?

「好きなことをやって高卒資格を」と謳っている通信制高校が非常に増えています。
マスコミからは「高校卒業資格をお金で売るだけ」との指摘を受ける事もあります。

高校進学率が97%を超えている現在、高校での教育を準義務教育と私たちはとらえています。
国の対策でも「高等学校授業料無償化」や私学に対する「高等学校等就学支援金」がそのことを表しています。

では、高校で何が必要なのでしょう。

1つ目は、基礎学力の再確認と定着であると考えます。
卒業後に就職する子どももいますが、複雑な社会に出て行くためには「基礎学力」がとても大切です。
そして、その基礎学力を養う為に教科学習や様々な体験学習が重要です。
そのことを軽視し、自分の好きなことで高校の卒業としてしまうことに危機感を持ちます。
専門的な学習は高校卒業後に、基礎学力をベースに進められるべきです。

2つ目は、思考が柔らかい時期に多様な体験をすることが重要であると考えます。
特別活動や行事、ホームルームでの活動や地域社会での体験学習は、教科学習と同様に大切であると考えています。
将来に向けて進路を考えるとき、多種多様な体験こそが重要な判断材料になるからです。
判断材料をより多く持ち、自分の夢や希望と適正を照らし合わせて熟考することが進路決定には不可欠です。

不登校を経験したり、学校生活につまずいたりした子どもが元気を取り戻す学校です!

本校の子ども達、また保護者の方からは「すごく自信が付いた」「こんなに早く変わるとは思っていなかった」「表情が明るくなって、学校のことをたくさん話してくれるようになった」など、たくさんの声をいただいています。学校に行けなくなった、または行かなくなった事実は変えられません。しかし、そこからどんな生活を送っていくのか、どのような環境でなら自分らしさを発揮できるかという未来を考えてみませんか。

最初は「不安でなにもできない」と消極的かもしれません。しかし数々の経験を重ねていくことで「少しできた」という気持ちが芽生え、「やってみたい」という好奇心が生まれていきます。そして「自分には○○ができる」という確かな自信へと繋がります。この自信こそ子ども達が失いかけた元気の源になっているのです。私達の学校にはその自信を取り戻す土壌があります。

人とのふれあいにも溢れている学校です。多くの生徒が中学校生活に幻滅していたり、希望を抱いて進学したはずの高校でうまくいかなかったりして私達の学校へ入学してきます。だからこそ、ここは誰もが安心して楽しい学校生活が送られる場所でなくてはなりません。そして生徒達がその居場所作りの第一の担い手です。だから、いじめもいやがらせもありません。学年を越えて、様々な人間関係を作りやすい環境にあります。そして楽しい大人がたくさんいます。「学校って捨てたものじゃない」ときっと思ってくれるはずです。



札幌自由が丘学園三和高校から教員の方へお伝えしたいこと

私達だからできる「落ち着きと安心がある」高校生活

私達の学校は通信制課程の高校ですが、全日制高校への進学を考えている子どもにもフィットしている特徴があります。また、不登校を経験したり、高校中退したりした子どもにもフィットしています。これは、通信制高校の柔軟性を最大限に生かした教育課程だからです。

毎日登校するコースは1日の授業数が3〜4時間と全日制高校の6割程度です。ですから、基礎学習を中心に授業が進むので、「毎日登校したいが学習に心配がある」と思っている子どもには最適です。授業だけでなく行事や特別活動も充実しているとともに、様々な体験学習に取り組みます。月1回登校するコースは、自宅での学習が基本となります。出席しなければならない登校日(スクーリング日と呼んでいます)が年間で約14回です。その他に学習支援日という日を設定しています。この日は、解らないことを質問したり、先生や友達と一緒に学習したりできる日です。年間に7回程度です。自宅での学習で困難を感じている子どもでも、この学習支援日を利用する ことで苦手科目のレポートを終えてしまうことが可能です。

他の学校と決定的に違う点として感じているのは、「落ち着きと安心がある学校」だということです。小規模校だからできる職員と生徒、そして保護者の密な関係によってそれが可能になっています。子ども達は落ち着いて授業に取り組むことができ、落ち着いて日常の学校生活を送ることができます。その中で元気を取り戻したり、より元気になったり、自分を表現したりします。そして安心がある環境で互いに認め合い、互いに成長し、自己肯定感を持ち次の進路へ歩き出します。

子ども達は自分の歩幅で歩き、自分の速度で確実に成長していきます。

現在、私達がこれまでこだわり続けてきたスタイルー小規模校での教育を見直す動きがあります。なぜ今必要なのでしょう。それは昔以上に温かみのある人と人との関係性の大切さが必要な世の中になってきたからです。情報化社会でシステムが世界を先導しています。「効率」を追求するには合理的なシステムが不可欠ですが、教育現場は「システム対子ども」であってはいけません。教師である大人と子どもが互いに響き合い、互いに強い信頼関係を築くことで、成長をより確かなものにできるのです。

「基礎学力」と「考える力」がやはり重要です!

不登校を経験するなどして中学校で十分に授業に出席できなかった子ども達も、多くの場合「勉強をしたい。やり直したい。」と高校入学後に考えるようになります。基礎学力を定着させたり、考える力を身につけたりすることは時間がかかります。時間をかけずしてそのような力は身につきません。通信制課程であっても「毎日登校したい。学校生活を楽しみたい。学校生活で多くの思い出をつくりたい。」という熱い思いを持つ子どもに毎日登校するコースを勧めています。学校生活の中で様々な課題に取り組むことで、大切な力を身につけて次の進路へと進んでいきます。

私達は「専門(学校)的な学習」を高校で展開することはしません。それは、現代社会において準義務教育と考えられる限られた高校生活で、基礎学力の定着・体験的学習の重要性・人間関係の構築が重要と考えるからです。専門的な知識や技能の習得は、高校を卒業してから学習すべきだと考えます。