2022 年 6 月 14 日

「湿地の時間」とは…?

フリースクールの時間割に「湿地の時間」なる謎の授業が加わりました…。



湿地? 何それ? なぜそんな時間が?
そんな生徒たちの声とともに始まったこの授業は、ゲスト講師による特別授業です。



「石狩川流域 湿地・水辺・海岸ネットワーク」など、様々な環境保全団体を運営する鈴木玲さんを招き、「湿地ってなんだ?」という話から、そこに生きる植物のことや環境保全にまつわる話などをお聞きしました。
 
かつて石狩川の流域に広がっていた広大な湿地は、希少生物を含む多様な生物のすみかとして重要な役割を果たしていました。
しかし、都市開発にともない、その面積は約100年前と比べて何と0.1%にまで縮小したのだとか。
その貴重な湿地を守り、再生させるための取り組みを続けている鈴木さんにレクチャーしていただき、生徒たちも湿地植物の苗を育てて湿地に戻す体験を行うこととなりました。


まずは植物から種を集めて






プランターに植えていきます。



プランターに土を入れる作業だけでも、生徒たちにはなかなかの新鮮味があったようです。


種を植えて土をかぶせたら、種が土から出てこないようそっと水をやります。



置き場所はお隣の社会福祉法人エールアライブさんが提供してくださいました。ありがとうございます!
 


今後は生徒たちが交代で水やりを続け、無事に成長したら湿地に戻すところまで経験させてもらうことになっています。
つまり、今回だけでは終わらない長期計画プロジェクトなのです…!
 
さあ、まずは無事に芽が出るかどうかが気になるところ。
今後もときどき進捗をお伝えしていきます。


 
みんなでお世話がんばろうね!