2019 年 2 月 のアーカイブ
【越智基金・市民活動支援基金事業が終了しました】
フリースクール札幌自由が丘学園は今年度、北海道NPOファンド「越智基金」・「市民活動支援基金」による助成を受けています。助成事業が終了しましたので、こちらでご報告します。
〈助成事業① 調理の日 全3回〉
・2018年5月11日(金) 北区民センター実習室 ピザ作り
・2018年12月17日(金) 北区民センター実習室 ドライカレー作り
・2019年2月7日(木) 北区民センター実習室 自由メニュー作り
ピザ作りでは1人1枚ピザ生地をつくりました。また、トッピングを多種類用意し、自由にトッピングできるようにしました。年度初めだったので、あまり複雑な作業はせず自由で楽しい雰囲気で調理できることを目指しました。火力の調整がむずかしくピザを焦がしてしまうこともありましたが、互いのピザを分け合いいろいろな味を楽しんでいました。
ドライカレー作りは野菜を細かく切ることに挑戦しました。また、グループごとに話し合ってサラダ・汁物のメニューを決め、献立作りの練習も行いました。調理の得意な生徒がグループ内をリードし、調理経験のあまりない生徒をサポートしながら取り組みました。
自由メニュー作りは年度最後の集大成となるように、グループごとに主菜・副菜・汁物のメニュー決めを行いました。あるグループでは韓国料理をテーマにチーズドッグやヤンニョムチキンを作るなど、それぞれのグループの特色が表れたメニューとなりました。こちらもそれぞれの料理を試食し、感想を伝えあっていました。
調理の日以外にもお菓子や軽食作りの時間をもっていることもあり、全体的に調理の技術に成長が見られました。また、調理以外にも調理台の整理整頓、皿洗いや清掃など、それぞれのできることを自主的に行う姿勢が見られました。
普段関わりの少ない生徒同士がグループになることで新たな人間関係づくりや互いの長所を発見するきっかけにもなりました。
〈助成事業② 体育活動 全4回〉
・2018年7月25日(水)、10月26日(金)、12月6日(木)、12月20日(木)札幌市中央体育館
体を動かすことが苦手な生徒もいるため、「楽しく体を動かすこと」を重要視しています。体育活動の日にはまずミーティングを行い、その日の種目決めを行います。何種目できるか、場所の時間調整なども含めて生徒たちで主体的に話し合います。
試合形式で体育を行う場合が多く、男女・学年・種目の経験者と未経験者が混合で試合を行うことになります。そのため、例えばバスケットボールではチームのリーダーを2人立て、チームの能力差が偏らないようにメンバーを決めていきます。様々な生徒が参加するため、全員がボールに触れるようにパスを回したり、激しいプレーはしないなど周りに気を配りながらプレーする様子が見られました。
体を動かすことが好きな生徒も苦手な生徒も、それぞれのできる範囲での体育活動を楽しみました。ウォーキングや遠足といった行事も含めて健康的な体づくりのための貴重な機会となりました。
2/12はスキーでした
前日夜まで「PRIMITIVE」を鑑賞してからの、スキー学習の日。
札幌自由が丘学園ではスキーのほかスノーボードでの参加もOK!
ということで、半数近くの生徒がスノボで参加しました。
午前中はかなり天気が変わりやすく、
晴れてスタートしたかと思えば、すぐに激しい吹雪!
ま、前が見えません...。
でも、そんな中で時間ギリギリまで滑りきった後はお昼がうまいのなんの。
カレーにラーメンにいくら丼。
ちなみにこのうち二人はさらにカレーをおかわりしていました。
男子中学生の食欲、畏るべしです。
午後からは晴れ間が広がって...
どうです、この景色!
最後まで気温は低かったけど、札幌を一望しながら滑る気分は最高でした。
さっぽろ創世スクエア見学&「PRIMITIVE」鑑賞
三学期も行事が続きます。
2/11は祝日でしたが、みんなでさっぽろ創世スクエアに出かけました。
札幌の中心部、大通近辺の西1丁目・東1丁目は、ここ最近「創世1.1.1区」として再開発されました。
その中心となるのが北1西1に建てられたさっぽろ創世スクエアです。
学園から歩いて15分ほどで行ける立地ですが、まだみんなで訪ねたことはありませんでした。
どんな施設なのか、事前学習で少し調べてから、雪を踏みしめて行ってきました。
まずは館内をめぐってクイズラリーです。
プリントはこんな感じで...。
予定は1時間でしたが、開始から40分ですべてのグループがほぼ同時にゴール!
無事にスタッフの高村を発見しました。
そしてその後はこちら。
「PRIMITIVE」というダンス・音楽の公演です。
公演中の写真は撮れませんが、会場となった「札幌文化芸術劇場hitaru(さっぽろ創世スクエアの4~9階)」の中は撮影OKでした。
なんというゴージャス感。完全に非日常空間です。
この場を体感できただけでも貴重な体験でした。
「PRIMITIVE」の内容は実に多彩でした。
コンテンポラリーやヒップホップなどのダンス、男声合唱、ピアノやチェンバロの独奏、吹奏楽...
それらがノイズを多用した斬新な音楽・映像とリンクしながら登場します。
さらにゲストシンガーとして登場したのは、上田前札幌市長!
写真でお見せできないのは残念ですが、それらがバラバラに存在するのではなく、札幌の歴史の流れをたどるようにして繰り広げられる壮大なものでした。
生徒たちの反応は「すっごい面白かった!」「難し~」「なんかビックリした」とさまざま。
「難解だけど何だかパワーのあるもの」に触れてほしいという願いで行った鑑賞、その願いどおりだったかもしれません。
札幌の文化への視点がちょっと広がってくれればうれしいです。
実はこの翌日がスキー学習。
予定が詰まっていますね~。生徒たちは無事に滑れたのか...?
スキーの様子はまたお知らせします!
調理の日 自由メニュー!
今年度最後の調理の日。
いつもはみんなで共通のメニューをつくるのですが、最後ということでグループごとに話し合ってメニューを決めました。
◆各グループのメニュー
・親子丼、キャベツの浅漬け、みそ汁
・チャーハン、ハンバーグ、ポテトサラダ、コンソメスープ
・ハンバーグ、ほうれん草のおひたし、みそ汁
・ヤンニョムチキン、チーズドッグ、チヂミ、ユッケジャン
包丁の使い方など苦戦している子もいましたが、どのグループもおいしいごはんができました!
お互いのごはんを味見しあっては「おいしい」「どうやって作ったの?」と感想を伝えあっていました。
今年度の調理の日はこれでおしまいです。今年は9月の地震で残念ながら一度中止になってしまいましたが、ピザ作り・ドライカレー作り、そして今回の自由メニュー作りを行いました。
おいしいものを自分で作ること、それを仲間と一緒に食べることを楽しんでくれたと思います。
今年度の調理の日、体育活動は北海道NPOファンド「越智基金」「市民活動支援基金」の助成を受けて行いました。
教育活動の充実のためご支援いただけたことに感謝いたします。