定山渓サイクリングの巻
~往復57kmのど根性サイクリング 「ツール・ど・えむ」 より ~
ネイパルのキャンプで駒ヶ岳1周サイクリングを経験した生徒たち。帰りのバスの中では「もっと走りたかった」という頼もしい生徒が数名いて、フリースクールから有志を募り、定山渓往復57kmのど根性サイクリングが実現しました。
2012年9月30日(日)に札幌自由が丘学園を集合。集まったのはスタッフ4名に生徒6名で計10名のかなり、どM(?)な皆様。一般の大会の様に開会式や選手宣誓までして出発します。
目指すは定山渓の足湯。そして、足湯につかりながら名物の温泉まんじゅうをいただくことです。
経路は以下の通り。
・札幌自由が丘学園発
↓ 豊平川河川敷サイクリングロード
↓ 国道230号線 休憩はジェラート
↓ 定山渓足湯+温泉まんじゅう 昼食 (弁当)
↓ 来た道を帰る
↓ 万代で休憩
・ゴール 学園で焼き鳥会
公道は交通法規を遵守し、車道の左側を縦一列で走ります。その様がなかなかカッコイイです。
サイクリングロードはそれぞれ好きなペースで飛ばし、小雨は降っていたものの、一人ひとりが自分の力を出し切って気持ちよく走っていました。
気温は低くてもハートは熱いので、国道230号線の藤野では休憩ポイントでジェラートを食べ、そのうまさに元気を取り戻し、いよいよ山岳地帯に入ります。
普段自転車に乗り慣れていない生徒もいたので、生徒たちが前後に大きく開いてしまいましたが、中には果敢に登りを攻めていく生徒もいて、感動しました。
全員無事に定山渓までたどり着き、温泉まんじゅうを購入と思いきや、まさかの売り切れ。しかし、お店の方がわざわざ札幌からサイクリングで来たと知って、2個ほど無料で分けてくださいました。他にも名物を購入し、足湯につかりながら温泉まんじゅうなどを仲間と分け合っていただきます。うーーーん。風情がありますなあ。来て良かった。弁当もうまい。
帰りは主に下り坂なので、気持ちよく飛ばして帰れます。普段あまりスポーツ車に乗ったことになく、ちょっと怖がっていた生徒もいましたが、「やべえ、おもしれえ」と病みつきになりそうな生徒もいました。
短い時間でしたが、「万代」で休憩。ここまで自転車で来るのも難しくないことを生徒たちは学んだ様子。次回からは自力で来るかもしれません。
学園に着くと午後3時をまわっていて、さすがに疲れた様子でもありましたが、充実したいい顔を見せてくれました。
疲れてはいましたが、ここから学園前で火おこしをして焼き鳥を食べながらご苦労さん会。出発前に作って冷蔵庫で冷やしていた麦茶と、高村さんが差し入れしてくれたコーラで乾杯。これまた風情?がありますなあ。
学園前の通りを行く人たちはちょっと羨ましそうに、でも、ニコニコして暖かい目で通り過ぎてくれます。こんな街中で焼鳥なんてあり得ないですが、いやあ、うまかったの一言です。
ゲーム機の中でしか冒険することを許されなくなった近年の若者たちですが、自然を相手に仲間と一緒に現実の冒険に出かけると、自然に鍛えられ、自然に成長していくことをひしひしと感じました。
参加してくれた「どM」な若者たち。次回はどんな冒険をしましょうかね。