2013 年 9 月 のアーカイブ

2013 年 9 月 23 日

「ツール・ど・M」外伝 ~闇鍋サイクリング~

いつも、わざわざ苦しい道のりを選んで行く自転車のサイクリングイベントですが、今回は、近間でみんなで鍋を囲むことを目標にサイクリングイベントを行いました。
先日、ネイパル森に宿泊学習に行った時のこと、ある生徒が「今頃、自宅で鍋をやっている。鍋の残りのダシで食べるうどんが今日食べることができず、兄に食べられるのかと思うと残念で仕方がない」と、つぶやいていたのがきっかけで、みんなで鍋をすることになりました。
今回のサイクリングの内容は至ってシンプル。
各自、自分の自転車でサッポロさとらんどまで辿り着くこと。
そして、鍋に入れたい具を持ち寄ること。
それぞれがどんな具材を持ち寄るかはわからないので、闇鍋サイクリングとなりました。
当日はよく晴れていましたが、風が強かったので、マッチで火をつける時はなかなか大変でした。
それぞれ持ち寄った具材を洗ったり、切ったりしながら、煮込み終わって食べられるまでに約2時間ほどかかりました。
大きな鍋に、たっぷり、具材が入って、栄養満点でした。
鶏肉は一度、炭を使って網焼きしてから鍋の中に入れるこだわりで、「激ウマ」でした。
移動でお腹が空いて、しかも朝ごはんをわざわざ抜いた人もいたので、みんな昼にはお腹がペコペコ。
普段はフリースクールではあまり食べない生徒も、食欲旺盛でした。
冷たい風が時々吹き付けても、鍋を囲んで温まり、笑いの絶えない日でした。

2013 年 9 月 13 日

2週間のフィールド実習

8月23日から9月13日に北星学園大学の心理応用コミュニケーション学科の学生さんがフィールド実習に来ました。
札幌自由が丘学園で行われている教科学習や体験的な活動の授業を一部行ってもらったりました。
特に7名の実習生が2班に別れてWhats LIFE?の授業を担当し、楽しい授業を展開してくれました。
A班の皆さんの授業は、新しい家具等を発明してみるという授業で、それぞれのユニークな発想をお互いに認め合うことをねらった活動でした。
生徒たちからは、「ぬいぐるみにかけると、自分の望んだ人物になる粉」や、「どこでもドア」と似た様な様な発想等が出てきました。
B班の皆さんの授業は、大学の授業を体験しようというねらいで、実習生の皆さんがいつも講義を受けている認知心理学の内容を、生徒たちにとって、楽しく、わかりやすく教えてくれる内容にして伝えてくれました。
黄色い文字で「あお」と書かれた文字を、二人でどちらが先に答えるかを競うゲーム等が展開されて、楽しみながら人間の認知の仕方の特徴などを学びました。
2週間という短い期間でしたが、生徒たちの視野を広げてくれる関わりをしてくれた実習生の皆さんに心から感謝します。
今度は生徒が北星学園大学の皆さんに会いに行きますね。

2013 年 9 月 3 日

ネイパル森リフレッシュキャンプ

9月1(日)~3日(火)の3日間、森町の「ネイパル森」で北海道教育委員会主催によるリフレッシュキャンプが行われて、札幌自由が丘学園の生徒たちが参加してきました。

貸切バスに揺られて高速道路を通り、前年度も参加した苫小牧の仲間とも合流し、ネイパル森に到着した1日目は、まず交流会を行い、3つの班に分かれて、仲間と協力しながら野外炊飯を行いました。道具を運ぶ係、火をおこす係、調理をする係に分かれてカレーをつくりました。同じ具材やカレー粉を使っているはずなのに、それぞれ特徴のあるおいしいカレーライスができて、みんな満足していました。

2日目は大沼公園を1周するサイクルラリーを行いました。距離は去年のサイクリングに比べると短く感じましたが、途中で様々な出てくる問題を解きながらクリアするのはなかなか大変でした。森の中や橋を徒歩で越えないと答えられない問題もあり、更に、この湿気のせいで現れた多くの藪蚊と戦いながら、先に進みました。帰ってからの温泉は苦労した後の格別なものでした。夜に行われたキャンドルサービスでは、それぞれの思いを語り合う場面もあり、自分たちの心を見つめる、とてもいい時間になりました。

3日目は「ネイチャービンゴ」を行いました。自然観察をしながらビンゴの升目を埋めていくゲームで、普段は見過ごしてしまうような、自然の中の些細な違いを発見しにいきました。「人間も少しずつ違っていい」という観点も最後に教えていただきました。3日間を通して、最初はどんな仲間が集まるのか不安に思っていた生徒たちが、今は別れを惜しむほどに友情を深め合うことができたことが、この3日間の何よりの財産だと思います。また、この貴重な学びの時間、互いに人を受容しあえる環境を作ってくださったネイパル森のスタッフの皆様に、この場をお借りして、感謝申し上げます。