お世話になりました
芳賀 慈
中央体育館でバスケットをする生徒を見ながら、あぁ、こんな光景ももう見られないとか、放課後頭の上から聞こえてくるブル部の「君の瞳に恋してる」が何だか切ないとか、チョークを持って人に何か説明するなんてもう一生ないだろうなどと、連日思ってきました。
自分で決めたこととはいえ、十何年も続けてきた生活を一新するのには、やはりかなりの勇気とエネルギーが必要です。どさくさに紛れて入り込んだような着任のころと、体制が整ってきた今とでは、同じ学園でも相当の違いがあります。最初はボランティアでチラシ折りや封筒の宛名書きをしていました。あまりの吹雪に「今日はすることありますか」と電話したら「無理して来なくて良いですよ」と言われるような勤務体制でした。でも電話案内やら掃除やら続けながら自由が丘学園を知っていくうちに、亀貝さんの人柄にも惹かれて私も一緒に学校をつくりたいと思うようになりました。一度離れた教育関係の仕事に、やっぱり戻ってきちゃった、そんな感じでした。
それから今まで、たくさんの生徒の笑顔、父母の協力、いろいろなワザを持ち寄って現れてくれた非常勤・ボランティアスタッフのおかげで充実した楽しい毎日を送ることができました。提案するイベントが着実に実現していくこと、そこに父母も集まってくれること、子どもたちが元気になっていくことで私自身自由が丘にどんどんのめりこんでいきました。
2008年度の旅立ちの集いも終了し、卒業生が主役のはずの食事会に私のための時間までつくっていただき、一生分の幸せを感じた一日でした。身に余る温かいことば、たくさんのお花等、本当にありがとうございました。2009年はついに高校が開校し、学校づくりの夢が実現します。今後とも発展し続ける札幌自由が丘学園を、どうぞよろしくお願い致します。
カテゴリー: スタッフエッセイ
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