2019 年 3 月 のアーカイブ

2019 年 3 月 19 日

1年が終わる

安齊

年度末になりました。

12月の年末とは違う、年度末のこの終わる気分。仕事が一区切りの気分ですが今年はそうもいかず・・・。

毎年「はやいなぁ」と思うスピードがアップしていって、「この1年は何やったっけ?」と思うことが多くなりました。記憶もどんどん上書き保存状態。こまめに手帳に書いておかないとわからなくなる始末。

特にプライベートなんて毎日上書き保存。子どもが風邪引いたのいつだっけ?予防接種いつにしたっけ?保育園で準備するものなんだっけ?・・・など、自分のことは後回しなので、予定をうまく入れていかなければ成り立たない日々。

忙しい忙しいとも思うけど、暇よりいいなぁとか、たまにはいつまででも寝たいなぁとか思うけど、子どもが小さいのも今のうちと思うと遊ばないともったいないなぁと考えてしまいます。

結局毎日忙しいけど楽しい日々です。

きっとバタバタしているのも嫌いじゃないんだと思います。

仕事も年度末だけど今年は震災や台風の影響でこれから修学旅行。

なんだか落ち着きません。

3月に卒業式と修学旅行を同時並行していた自分が笑えたり。

保育園も進級するのに私のいない年度末、うちの子大丈夫かな!?と笑えたり。

ひとまずもうすぐバタバタな1年を締めくくります。

まずは修学旅行に行けますように・・・。

2019 年 3 月 13 日

新聞記事

桑名

先日、新聞の投稿欄に作家の早乙女勝元さんの投稿があった。

昔から我が家に何冊かあり、小さいときから何気なく読んでいた。ベトナム戦争をあつかった『ベトナムのダーちゃん』。米軍機墜落事件の『パパママバイバイ』。
子どもの頃はよくわからなかったです。正直「怖い」という感情が先に出ていたと思います。同じように『はだしのゲン』もとっても怖かった・・・。

ただ、成長と共に歴史を学び少しづつ実際になにがあったか。知識として知っていく中で捉え方が変わってきたと思います。
若いときには大きな歴史のひとつ、こういう事実があった。で、完結していた。
「遠い過去のこと」「終わったこと」という意識がどこかしらにあったように思う。
「共感する」もっというと、想像する力が足りなかったと思う。この歳になってどう変わっただろう。

今、早乙女さんの本を思い返すと、普通の何気ない日常を送っていた人々が投げ込まれた現実がどのようなものであったか、とても淡々と綴られていると思う。
日常が壊れるとき、それは何時来るかわからない。

3月11日をむかえ、昨秋の地震とともに災害が人の力の及ばないところで突如起こると私たちは体験した。
人の力は自然に対抗できない。
しかし、人が起こす戦争・紛争はくい止められる。

早乙女さんの投稿は東京大空襲の直後、隅田川の橋に級友の安否を求めて向かった情景を描いていた。
桜並木の木々に犠牲者の衣類がからまり、一面の満艦飾だった・・・とあった。
その一枚一枚に人々の笑顔があり生活があったはず。
続いていた日々の生活。断ち切られた日常。避けられた可能性。何があったのか「継承」していく必要性。
それを感じる投稿だった。

なんで歴史って学ぶの?昔のことやってどうすんの?社会科の先生をしているとよく聞かれる質問です。
私は「壮大な人類の物語を読んでるんだよ」とはじめに答える。
そして、
「人間はいっぱい失敗する。面白いくらい同じ間違いを繰り返す。だから失敗が少しでも小さくなるように過去の失敗から学んでくんじゃない。それが歴史の勉強だと思っている」と答える。

東京大空襲も原爆投下もベトナム戦争も知らないと答える人が増えている。
あと10年もしたら東日本大震災も知らないと答えられてしまうのではないか。そんな心配がふとよぎる。

未来を切り開いていくことは大切なこと。
私たちは過去と向き合うこと、伝えることを怠ってはいけないと思った。そんな3月のはじめでした。

2019 年 3 月 11 日

三和高校の卒業式に寄せられた祝辞などを紹介します

札幌自由が丘学園三和高等学校校長 亀貝一義

今年は第10期卒業式。2009年に三和高校がスタートして10回目ということです。第1回目は開校翌年の2010年3月。これまで三和の卒業生は300人を超えています。

毎回、たくさんの来賓や祝辞をいただいています。一人ひとりにお礼と挨拶をと思うのですがそうならないので恐縮しています。
今回いただいた祝辞の中で、(別に差別するわけではないが)ちょっとユニークと思ったものを紹介しておきます。
それは、プロ野球日本ハムファイターズの2人の選手からのものでした。斉藤祐樹投手と杉谷拳士内野手のサインもあります。

主な部分を紹介しましょう。

今、皆さんはプレーボールの第1球を投じようと真っさらなマウンドの上に上がりました。これまでの努力をボールに込め、新たな試合に一歩踏み出すときが来ました。
皆さんのこれからの人生が輝かしく幸せに満ちあふれていることをファイターズ一同、心よりお祈り申し上げます。
どうかこれまで通り、夢に向かって挑戦し続ける姿勢を保ち、毎日を充実したものにしていきましょう。
今シーズン、僕たちも北海道で育った誇りを胸に全力で戦っていきます。ともに頑張っていきましょう。

なお、上の斉藤・杉谷両選手は次のような肩書き。
北海道179市町村応援大使 2019年和寒町応援大使

なお他にも和寒町の奥山盛町長、沓澤昭一教育長、更に小川勝也参議院議員、東京シューレ学習センター、 そして道内各小中学校の校長先生からお祝いのメッセージがあったことを付記しておきます。