2011 年 5 月 のアーカイブ

2011 年 5 月 31 日

震災後の東京

本間慶子                              

27日から31日までお休みをいただき東京へ行ってきました。

6月の梅雨にはまだ早いので少し温かい快適な日を送れるかと期待していたのですが、

出発が近付くと天気は雨マークだらけ、当日になると台風が来てるとか、2度目に早い梅雨に入ったとか。覚悟はしていました、主役は雨女でしたので納得です。

3月11日の地震から2ヶ月半が経った東京ですが、『節電しています』の文字が至る所で見られ、宿泊先のホテルのフロントも暗いなぁと上を見ると

電球が外されていました。

夜も通り沿いは薄暗く、タクシーでホテルに着いても一瞬分かりずらいくらいでした。

日曜日銀座の歩行者天国、メインストリートを歩いている人がまばらというか、人はいません。

偶然にも2月の東京マラソンを同じ場所で見ていたので、その変貌に驚きと不安を感じました。

電車もすいていました、浅草の仲見世も楽々歩けました。浅草へ向かう水上バスに中国の観光客の団体30人くらいでしょうか、元気に騒いでいましたが、

外国の方は本当にお会いしませんでした。

これから暑くなります、15%の節電とか言われていますが、大丈夫なのでしょうか?

災害を受けた東北の方、影響を受けている関東の方に私たちは何ができるのでしょうか。

政治や政府に期待したりという気が薄れてきました。というよりは諦めの方が本音でしょうか。

プライベートでは『札幌に帰っておいで』と囁いている親ばかがいます。

2011 年 5 月 27 日

最近のダンス同好会

高村 さとみ

 私が顧問をしているダンス同好会が、最近活気づいている。

 ひとまず新しいメンバーが一人加入。その他にも「○○ちゃんが入りたそうにしていたよ~」なんて話をよく耳にするので、もう少しメンバーが増えそうな予感。

 現メンバーからは「まだ入ろうか迷っている人のために、もう一度体験説明会をやろう!」という声があがった。こんなふうに生徒たちの方から提案をだしてくれるのはとてもうれしい。今は準備期間としてポスター作り、発表曲の練習などをしているのだが、踊っているときの彼らは本当に楽しそうにしている。もう私が教えなくとも生徒たちだけでダンスの動画をチェックし、わかる人がわからない人に教える、ということができている。

 「学園祭に向けての練習は2学期から始めよう」と言った私に対して「それじゃあ遅いよ!6月から始めよう!」と生徒たち。正直、あまりのやる気に驚いてしまった。これならもう私がいなくても大丈夫。なるべく生徒たちが主体となって活動ができるように、少し離れたところから彼らを見守っているとしよう。

 今年の学園祭はすごいものができるかも。

2011 年 5 月 25 日

5月。

                                                   田房 絢子

     最近やっと暖かくなってきて、春らしい日がちらほら。でも夜になると寒くて、春なんだか何だかわからない。そんな不安定な気候に左右されて、体調不良の生徒も後を絶たない。世の中では五月病なるシーズン。なんだか慌ただしい月だ。

 そんな5月に生まれた私は、未だお花見をしたことがない。桜の開花宣言を聞くと、「桜がいっぱいの所へ行きたい!」とは思うものの、この足動かず。この美しい季節に生まれた恵みを取りこぼしている気がする。ただ、通勤路にさりげなく咲く桜を目にすることで満足しているのかも知れない。何気なく咲いている桜だからこそ、いいのかもしれない。少しずつ芽吹いてくる木々を見て、季節を何気なく感じているからこそ、いいのかもしれない。敢えて見に行かないのも、また風情のある季節の過ごし方なのかも。

 そんなこんなで家から出ない言い訳をしながら、観葉植物を愛でている私。みなさん、良い季節になりましたね。外に出て、お互い身も心も元気になるように太陽の光を浴びましょ~う!

2011 年 5 月 9 日

春の大家族スペシャル

新藤理

 フリースクールを卒業したばかりの高校一年生たちが、帰りがけにフリースクールの入り口に顔を出し、まだ中学生の友人たちと抱き合ってはしゃいでいる。高校生活はどう? と聞いても「う~ん…まだビミョー」なんて返事だけど、きっともうすぐクラスの仲間や先輩たちとの新しい絆が生まれはじめるのだろう。そういえば、入り口でのおしゃべりタイムも少しずつ短くなってきた気がする。新しいスタートの春。

 フリースクールの生徒たちもとても元気に、ほのぼのと日々を過ごしている。新しい仲間を迎えてのウェルカムパーティーのあと、みんなでサッカーをしに公園に出かけた。まだ片づかない洗い物は髙村さんと本間さんがやっておいてくれるというので、お言葉に甘えてしまった。ボールを持って行ってみてもちゃんとしたサッカーにはほど遠い。鬼ごっこや遊具あそびに汗を流して帰ってくると、洗い物をすませた髙村さんが「いやあ、何だか大家族のお母さんってこんな気分なんだなあ、っていうのを味わえました」という。「お父さんが子どもたちを外に連れてって、よーし、今のうちにお家のことやっちゃおう! って感じで…」
 トラブルも悩みも日々尽きないけど、何だか自分の家にいるみたいに落ち着くフリースクールの雰囲気。元気と安心を取り戻しつつある子どもたちが、今年はどんなドラマを見せてくれるのだろう。スタッフも負けじといろいろ仕掛けていくぞ! と決意する、新しいスタートの春。