楽器
小田将弘
先日、漂流教室がやっている「漂着宴会」に初めて出席してきた。参加者が食べ物や飲み物を持ち寄り、ざっくばらんに飲んで食べて話してという集まりだったが、
色々な方々と話をすることができた。
また別の日に町内会のソフトボール大会にも出席してきたが、こちらは試合には出れたものの、あまり町内の方々と話ができなかったのが残念だ。
できれば、色々なところに顔を出し、いつか再会した時に「こないだは、どーもどーも」などと軽く挨拶ができたり、お互いにどういう仕事をしているどういう人なのかというのが認知しあえるような関係を築くことができれば最良だが、なかなか私も人の輪に入って行ったりするのは苦手なので今後の課題である。
「漂着宴会」も「町内の集まり」も一回の出席で関係を築くというより、何度か出席して、そういった関係を深めなければと思った次第。
現在YOUスペースのスタッフをやらせていただいているが、色々な関係機関と連携をとり、ネットワークを広げなければ、根本的なニート・ひきこもりの問題の解決へは辿りつかないのではないかと、最近は考えている。
それにしても、そんな話はさておき、
「漂着宴会」では、その場に置いてあった楽器で、ちょっとしたセッションが始まったりしたのだが、
ギターなどの弦楽器はわりと不得意で、もう少し技術があったらなぁと思った。
中学生くらいの頃からコンピューターミュージックなどをやっていたので、PCを使って曲を作るというようなことは、ちょちょいのちょいだが、何か一つ楽器を演奏しろと言われても、これといって弾けるものがない。
確かにテクノロジーが進歩し、パソコンで出すバイオリンの音や、ギターや管楽器の音も、本物と区別ができないくらいリアルになった。
しかし、「楽器を演奏する」というのは、コンピューターで音を鳴らすこととは比べ物にならない素晴らしさがあり、どうして今までやらなかったんだと後悔するばかりだ。
「漂着宴会」に何度か顔を出して様々な人と関係を築くと同時に、ひそかにギターを練習して、もう少しまともなセッションができればと思った。
カテゴリー: スタッフエッセイ
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