旅行
小田将弘
東京に行ったのは15年ぶりである。 知り合いからは突然どうしたの?!と驚かれた。私は普段出不精で、まずほとんど一人で旅行に行くなんてことは、久しくしたことがなかったのだが、
(学生時代に多少行ったことがあるという程度)
今回思うところがあって、久々に遠出してきた。
さて、最近世の中ではインターネットなどの普及で、文字の情報を得ることが多くなったのではないか。
しかもどこまで本当かわからないような情報がネットによって行き来する。
私はフリースクールのパソコンの授業を担当しているのだが、
1学期に生徒に「インターネットでもなんでもあるけど、情報は自分の足で稼ぎなさい」とか「自分の足で確かめに行きなさい」というようなことを、偉そうに言ってしまった記憶がある。
「自分でウラをとれ(真実かどうか確認しろ)」というようなことも言っただろうか、、。
大事なことではあるが、普段出不精な私がそんなことを言うのはどうかというところである。
今回はそういったわけで、重い腰を上げ、旅に出て、
実際に色々行ってみたりやってみたりしたのだが、
そういう体験を通じて文字以外の生の情報が五感を通じて入ってくる。
セミめちゃくちゃ鳴いてるなぁ、、とか。
東京でも勉強してないやつはダサいなぁ、、とか。
東京って冷房強烈に効いてるとこ多いなぁ、、とか。
東京って親切な人多くなったんじゃないか?、、とか。
水おいしくなったな、、とか。
文字の情報をインターネットで見るのとは違う形で、ものごとを「知る」ことができる。
「知る」ということは、人間にとっての楽しみであり、
文字・映像・音・におい・触った感じ、、、様々な形の情報をバランスよくとらなければならないのではないか。
また、都合の悪い情報に耳をふさいだりして、偏った情報ばかりを摂取していてはいけないのではないか。
というような事を考えた。
つまり旅とは知ることであり、イコール楽しいというようなことで、
またどこかに旅行に行きたいとは思うのだが、
諸般の都合により、秋・冬はおとなしくしている。
カテゴリー: スタッフエッセイ
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