オンラインな人たち
田房絢子
めいっこたちが大きくなってから、よくLINEを使って連絡が来ます。遊びに来て、とか○○はどうなった?とかスタンプと一緒に送られて来ます。使っている漢字や言葉遣いを見る度にかわいいなぁとか、大きくなったなぁと叔母バカ炸裂ですが、このSNS、そしてスマホというものが当たり前のように身の回りにあふれている彼女たちに対して一抹の不安を覚えるのも確かです。
今の子どもたちは文字でやり取りをすることに慣れすぎていて、直接顔を見て話しをする機会を減らしているように感じます。ケンカや仲直りをSNS上で繰り広げ、会ったときにはまるで何も無かったかのようにしているかと思えば、顔も知らないような相手が時に心のよりどころになったりします。ちょっと離れますが、あるオンラインゲームでは気に入らない対戦相手に対して罵倒のメッセージを送りながら戦うんだと、何人かの生徒に聞きました。インターネットが普及してからこのような事態はすでに始まっていたのかも知れませんが、ここまで当たり前に身の回りにあるとちょっと気後れしてしまうのは時代遅れでしょうか。
確かに便利なツールです。何千㎞離れた所に友だちができます。知らない世界を垣間見ることができます。一人で寂しいときは話し相手を見つける事ができます。私もその恩恵を受けた事はありますが、やはり限度を知らないといけません。
夜中メッセージを送り合っているとか、ゲームをしているとか、朝起きられないのは当たり前です。ちょっとでも返事が返ってこないから不安になるのも無理はありません。そりゃそうです。
家に帰ってまでずっと友だちと繋がり続けているのはどうかと思います。スマホとはオフの時間やほどほどの距離感を持たないと、自分の神経がすり減っていく気がしてなりません。
そういえば、この間外食をしたときに隣の席に座っていた夫婦と思われるお二人がいました。おそらく50代くらいかと思います。特におしゃべりをするわけでもなく、黙々と食事をしていたかと思ったら、旦那さんの方がスマホをいじり始めました。その後奥さんも同じように操作し始めました。二人で何も話さずに画面を一生懸命操作しています。・・・これってどうなんでしょう?(笑)
最近の若い者は・・・ではなくなっています。どんな年代でも常にオンラインな人々が世の中にあふれかえっています。このままではスマホに世界を乗っ取られてしまいそうです。これってやっぱり時代遅れの発想なのでしょうか・・・。
カテゴリー: スタッフエッセイ
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