終業日
3学年担任 田房絢子
先週22日に無事、終業日を迎えました。体調不良に悩まされていた生徒も復活して一安心。幸いにもインフルエンザに倒れてしまう子が誰ひとりいない2016年の終わりです。
でも終業日を迎えたと言うことは、3年生は冬休み明けの試験ウィークを最後に家庭学習期間に入ります。補習があるかどうかはひとまず置いておいたにせよ、クラスとしてみんなで顔を合わせるのは片手で収まることになってしまいました。12月に入ってからカウントダウンの暦を作り、日ごとめくったページも残りわずか。一枚めくるごとに心に空いたぽっかり穴がどんどん広がっていくようです。
2016年は「とにかく忙しい」という言葉で覆い尽くされていました。校務はもちろんいつだって忙しいのですが、そうではない所でひとり忙しくしていました。気持ちがずーっとずーっと、とってもとっても落ち着かないのです。いや、正しく言えば気持ちが穏やかなのに落ち着かないといった所でしょうか。これは3年生を担任した日から始まっていました。担任が決まった日から、一緒にいられる喜びと、そして卒業を見送るだろうその日の悲しみが始まりました。
卒業しても1人ひとりには会えるけど、みんなには会えません。
これは最初からわかっていたことなので、覚悟はしています。
でもきっと想像以上に私にダメージを与えることになりそうで、ちょっと怖くもあります。
でも、みんなの新しい出発の2017年なら、私にとっても再出発です。
どれだけ悲しい思いをしたとしても、それを越えるような発見や喜びもあるでしょう。
そうやって年を重ねて、見送って、一つ一つ積み重ねていくのでしょう。
年末のこんな天気だから感傷的な気分になっているのかもしれませんね。
あーあ、卒業式後の教室が今から憂鬱です・・・。
ある生徒が言っていました。「田房さんは大丈夫大丈夫って言い過ぎだよ~。大丈夫じゃないから!」
「大丈夫」これは12年前に初めて担任を持ったときからの、私の座右の銘なのです。
そんな今こそ自分に言い聞かせます。「大丈夫。きっと大丈夫だから。」
カテゴリー: スタッフエッセイ
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