卒業生から学んだこと
渡辺莉卯
3月末、まもなく今年度が終わる。
全国では桜が咲き始めもう春の季節になってきているとはいえ、窓をたたく久しぶりの大雪を眺めていると札幌はまだまだ冬真っ盛りのようにも感じてしまう。
今月は三和高校の卒業式があり、おめでとうという温かい気持ちと、もう会えないんだねという寂しい気持ちとが渦巻いて、あっという間に1年間が経ってしまったことに驚いた月でもあった。また学校に遊びに来てほしいなと思いつつも、新しい場所で元気に楽しく過ごしてほしいなというのが1番で、卒業生のこれからを考えると私までワクワクしてしまう。
それぞれの道に進んだ生徒たちを見送りながら、ふと自分の高校3年間を思い出してみるとやっぱり卒業まではあっという間に感じて、楽しかったことや深く悲しんだことまでギュッと詰まっていたように思う。ただ今回、三和高校の卒業生を見ていて私とは違うなと感じたのはここまで真剣に将来のことを見据えて考えていたかということで、はっきりとは自分がどうなりたいのか、何をしたいのかとは全くと言っていいほど考えてなかった。
高校生の時、おそらく大丈夫だろうと、何が大丈夫なのかもよくわからないのだがそのわからないままで卒業の時期になっていた。
その中で私が意識したのはとにかく興味を持っていることができる場所に行こうというもので、何がしたいか決められないからこそ複数の興味がある分野を学べる場所に行くことにした。それしかやり方がないのだと思っていたが、今回の卒業生を見て、それだけではなくもっと色々な将来につなげる道や考え方があったのだなと改めて知った。1人1人違ってよくて、みんなと同じである必要も全くないのだ。
2年後3年後と、月日はあっという間に流れて三和高校もこれからどんどん卒業生を出していくだろう。私も、その度にまた温かい気持ちになったり寂しい気持ちになったりするのだと思う。そこまでに生徒たちが自分は今何をしたいのか、どこに行きたいのかと、普段の学校生活の中から私も一緒になって生徒と考えていきたらと強く思った。
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