「和寒日記2」 ~研修館「楡」~
金澤拓紀
全日コースの生徒たちは3年間で夏と冬に2回ずつ(計4回)、4泊5日の和寒本校スクーリングに参加することとなっている。その際に宿泊するのは、研修館「楡」(http://www.town.wassamu.hokkaido.jp/kakuka/k_sp/nire/nire.html)という本校に負けず劣らずの綺麗で立派な建物であるが、ホテルとは違い、食事の際の配膳や下膳、布団の上げ下ろしなどは自分たちで行わなければならない。
この研修館「楡」は、Oさんというご夫婦が和寒町から委託を受けて管理・運営を行っているが、お話を伺ってみると、ただじっと椅子に座りながらご飯が運ばれてくるのを待っている、あるいは、自分でご飯をよそったことがないために、どうしていいか分からないでいるといった宿泊客もいるそうだ。
また、1階の管理人室が住居を兼ねているため、早朝から朝ごはんの支度をしなければならないにも関わらず、宿泊客が夜中まで騒ぎ続けていて、なかなか眠りにつくことができないといったこともあるそうである。
こうした宿泊機会がなければ言われることもないのだろうと、他人への気遣いといった最低限のマナーなどは伝えていくようにしたいという思いと、あまりうるさく注意し過ぎて次から利用されなくなってしまっても困るという思いの間で、どこまで言っていいものかということをよく考えさせられるそうであるが、伝えるようにはするけれども何が何でもそのとおりにさせようとはしないといった相手との距離の取り方など、私たちの職場にもいろいろと通じるものがあるように感じた。
昨年の7月に、生徒(フリースクール部・高等部)、職員併せて約40名で2泊3日のプレスクーリングを行ってきたのだが、そのときの自由が丘の印象はというと…
夜遅くまで騒ぐこともなく、またしっかりと挨拶をしてくれる生徒が多くて、なかなかの好印象だったそうである(笑)
これから毎年お世話になっていくOさんご夫妻に、極力ご迷惑をお掛けすることがないよう、むしろ、「さすが自由が丘の生徒さんですね」と言われるよう、皆さん頼みますよ~!
カテゴリー: スタッフエッセイ
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