2011 年 3 月 9 日
笑顔の「旅立ち」へ
フリースクール担任 新藤 理
気づけばあっという間に卒業シーズンが訪れていました。高校三年生は、先週・今週と二度の卒業式を札幌と和寒で迎えます。そして、「入学式」は無かったフリースクールの生徒たちにも卒業の日はやって来ます。正式には「新しい旅立ちを祝う集い」と呼ばれるその日は、スクールにとっても、私にとっても特別な一日です。 証書授与のほか、生徒たちがステージで様々な出し物をくり出すこの日。ふり返れば、ハンドベル・ギターの弾き語り・朗読・詩吟(?)など、その年ごとの生徒のカラーが目一杯に発揮された内容ばかりでした。私たちもスタッフも一緒にステージに立ったり、逆に「スタッフには頼らない!」と生徒が私たちを閉め出して演劇の練習に励む年もあったり…。毎年の思い出語りは尽きません。 今年は生徒の数が多く、ステージ発表の内容も多彩です。バンド発表・演劇・ダンス・ピアノ独奏に手品などなど。すべて生徒たちの希望で決まった内容なので、練習でも自分たちで進めようという意志が強く表れています。授業の時間以上に「学んで」いる生徒たちを見守っていると、ちょっとハラハラしながらもしみじみと幸せな気持ちが広がってきます。 毎年「旅立ち」の日が近づいてくると、卒業していくあの子やこの子の顔が思い浮かび、彼らが席上で感動の涙を流す場面を想像(妄想?)してはひとりで胸を熱くする…いつからかそんな妙なクセが身についてしまいました。しかし、とくに卒業生の大部分が三和高校に進学するようになった近年では、しんみりと感動するよりも晴れ晴れしい笑顔を見せる卒業生のほうがずっと多いようです。それは新たな日々への希望からか、はたまたステージ発表が成功に終わったことへの嬉しさからか。何はともあれ、いましばらくは生徒もスタッフも「旅立ち」に向けて、ひたすら駆け抜ける毎日が続きます。3月20日、よろしければぜひ、りんゆうホールに足をお運びください!カテゴリー: スタッフエッセイ
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