最近思うこと
安齊裕香
学園祭が近づいてきた。以前も書いたことはあるが、学校行事が近づくと、自分は高校時代に戻ることができる。前の強歩遠足も、修学旅行も入学式も卒業式も。懐かしさを感じながらも生徒の時の自分、現在の教師の自分、なんだか不思議な感覚。今は学園祭がメインとなっているが、その裏で3年生は進学に向けて願書を書いたり、受験勉強したり卒業制作をしたり。『高校生』を普段の学校生活より、よりいっそう感じられる時期。
自分の時代の学園祭はバンドがあって、夜遅くまで行灯づくりをして、前夜祭があって、フォークダンスがあって、クラス対抗歌合戦があった。規模はこの学園とは全然違うが、ここでは人数が少ないからできること、小中高生が混ざるから考えられる企画、異学年との関わり、なんだか違うワクワク感や優しさを目一杯感じられる。忙しい時期だが、話し合いも準備も全て楽しい私がいる。
修学旅行も与論島になんてなかなか行けない。あの雰囲気は少人数だから味わえて、きっとこの子たちと一緒だから感じられるのかなぁなんて考えたり。大変だけど楽しいし、忙しいけど楽しいし、辛いこともあるけどやっぱり楽しい。気持ち次第ともよく言うけれど、それだけではないことははっきり感じる。どれもこの学園の環境がそうしてくれ、一緒に働くスタッフや一緒に過ごす生徒が毎日の楽しい時間を作ってくれる。
行事が好きな生徒、苦手な生徒もいるのは確か。それでも雰囲気を感じたり、拍手したり、意見がぶつかったり、どれもいいと思う。何かと関わるから自信になる。何かと関わるから辛くなる。良いことも嫌なことも、それが生きるということだ。
カテゴリー: スタッフエッセイ
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