ケータイとスマートフォン
亀貝 一義
私は初めからauのケータイを使っている。その昔この会社が「北海道セルラー」といっていたとき、自由が丘の教育運動を支援するという意味で当時のケータイを1年間タダで貸してくれたことがあった。まだ20世紀末のころだったが、上京したとき同行したHさんと待ち合わせ場所の確認でたいそう重宝したことを思い出す。それ以来、10年以上auを利用している。家族は皆ドコモだが、「義理と人情」を重んじる私は軌道修正することはなかった。 ところが、09年の暮れだったが、二つの大学の学長を務めたMさんが「アイフォンは便利ですよ」と勧めてくれた。多少新し物に興味をもつ傾向の私は年末ぎりぎりにauからアイフォンに切り替えることにして、2010年1月のブログにその旨を発表した。アイフォンは掌(てのひら)にのる小型パソコンでもあった。メールも電話も調べ物もとっさの情報収集にあたっても非常に有効だった。こんなスゴイものを売り出したマックは大した会社だ、と驚きだった。この中心になったスティーブ・ジョブズという人に関する資料などを何冊も買ったりもしたものだ。
ところが、である。この魔法のアイテムともいえそうな掌PCの問題点は、よく言われたことだがとにかく電話が通じないことである。わが和寒の本校では全く「話にならない」。ソフトバンクに、和寒町三和でも早く通話ができるようにして欲しい、と要望した。「検討します」というような回答をもらったが、事態は変わらなかった。
そういうことで、1年後(2011年初め)アイフォンからまたケータイをauにもどした。しかし便利な掌中PCをキャンセルできずこれにWiFi機能をもつカードをつなげて二つとも使うことにした。ケータイは通話だけで、メールその他はアイフォンで、というように。
時代は進む。昨年はスマートフォンが怒濤のように広がった。スマートとは「手際がよく賢い」という意味らしい。もちろんアイフォンもその一つだ。au系のスマートフォンにまたまた乗り換えた。WiFiもやめた。auのスマートフォンはWiFi機能ももっているスマートなものだからだ。だから和寒でもどこでも通じるし、モバイルPCもインターネットが可能になった。
そんなわけで、今はau系のHTCスマートフォンを使用している。今のところはほぼ満足している。
ここ数日間、学校のインターネットが通じなくなった。これを担当している社員さんが総出動して操作回復にあたっているが、今日(1月11日)現在まだ未通である。しかし私はauのスマートフォンを活用しているので、このエッセイをインターネット上にアップすることが可能となっている。(別にひけらかすわけではないが…)。
カテゴリー: スタッフエッセイ
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