新しいことへの挑戦
札幌自由が丘学園 学園長 杉野建史
人は新しいことに取り組もうとするとき、不安だったり躊躇したりする。多くの人がこのような経験をしたことがあるだろう。人は生まれてからしばらくの長い期間、初めてづくしの人生を送る。見るもの聞くもの触れるもの、全てが初めてだ。その度新しいことへ挑戦してきた。記憶にはほとんど残っていないが多くの初めてと向き合う幼少期を通り過ぎた。
私の知人で今年5月からロンドンに修行にいく人がいる。私より一回り以上年下の彼女は元気いっぱいで、会うといつもいろいろな話をする。私の仕事のことや彼女の仕事のこと、旅行のことなど。先日、彼女から急に「ロンドン行き」を聞かされ、驚きとともに「凄い!」という気持ちと「羨ましい!」という気持ちが交錯した。日本にいても仕事に関する勉強はいくらでもできるだろうが、彼女はあえて海外を選んだ。生活環境も仕事の環境も、価値観も違うロンドンでの修行で彼女は何をつかんで帰国し、それから先の人生にどのようにその経験が影響してくるのだろう。
彼女から話を聞かされてから、自分ができる「新しい挑戦」について考えた。自分自身に最初から「無理だ」と決めつけていることは無いか。「もう少し後で」と自分を甘やかしていないか。など、自分の今に停滞していないかを考えた。
新しいことが良いことであるとは限らない。昔のように慎ましく生きることを今見直すべきであろう。私は今を未来を良いものにするための新しいことに挑戦していきたい。先人達が考えもつかなかったことを考え出し実現していく。そうやって科学は進歩してきた。
札幌自由が丘学園も今以上に進歩しなければならない。学園に関わってきた先人達が思いもつかなかったことを私は考える。実現するための方法を模索し、必ず実現する。行政の動きも有り、フリースクールを取り巻く環境が少しずつ変化し始めようとしている。三和高校は開校3年が経ち第2クールへ進んでいく。「このままでいいのか」と常に自分に問いかけながら、新しいことへの挑戦を始めている。
カテゴリー: スタッフエッセイ
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