2012 年 8 月 7 日

節目

安齊裕香

最近の話題はロンドンオリンピックでしょう。 私は水泳の競技生活が長かったので、今回も水泳はかなり注目して観ていた。おかげで最近寝不足。決勝種目がだいたい朝4時頃に始まるので、うまくいけばそれに合わせて起床。 水泳は過去最高のメダル数。それでもヘッドコーチ退任。任期満了とは報道されたが。北島を育ててきた人なのに・・・と思いながらも、オリンピックが1つの節目なのかと思い複雑な心境。

全体では金メダルは少ないが、史上初となる競技でメダルを獲り、入賞し、ということが今大会は多いから今回で引退する選手が多いのか・・・なんて勝手に思っている。
スポーツ選手が最大の目標にする最高の舞台のオリンピック。そこで金メダルを獲れたら一つの節目だろうな~なんて想像する。過去2連覇の北島はすごいモチベーションでやってきたんだろうなぁ~と考えると鳥肌が立つ。
水泳もそうだが、陸上など、スプリント的なスポーツはある程度の年齢になると引退。女子は特に引退の年齢は早い。どれも難しいけど、やっぱりピークを知っているから、ピークと比較できる年齢になるから引退するのかな。マイケルフェルプス(米国)もそう。金メダル18個も獲って引退。ピークの体力や、速くなる、上手になるのを実感できるのってオリンピック選手となればほとんどのスポーツは20代。オリンピック出場選手はだいたい25歳前後が平均。テクニックやメンタル重視の種目は年齢を重ねて強くなる。でも、環境含め、それらが上手く合わさった時に全てが発揮できるんだろうなぁと思う。

・・・なんて、今回のオリンピックはそんなことを考えながら観ている。オリンピックが将来の夢だって書いていた私の小学校の卒業文集。懐かしい。競技生活を辞めた時期が転機であり、節目でもあったな。人生が大きく変わり始めたのは水泳を辞めてから。

辞めることだけが節目ではないけど、仕事の節目、スポーツの節目、人生の節目など、みんな必死に考えて決断するのだ。