2012 年 11 月 8 日

冬を目の前に

札幌自由が丘学園 学園長 杉野建史

 

暑く長い夏が終わったと思ったら、あっという間に冬目前になった。今年の札幌には秋がなかったように思う。

9月末、フリースクールの生徒数名とスタッフ4名で日帰りサイクリングに行った。その行事名を「ツール・ド・エム」。フリースクール生徒の中に自転車好きがいて、以前からサイクリングに行きたいとの要望があり、この秋にやっと実現したイベントだった。当日の天気は開催が危ぶまれる悪さ。出発時刻の天気は雨で、時間を遅らせてなんとか出発できた。小雨の中、生徒たちは元気いっぱい目的地の定山渓温泉を目指し、ペダルをこぎ始めた。自転車経験豊富で現役サイクリストの鶴間さん指導のもと、交通ルール遵守、交通安全第一で全員が完走してゴール後にはささやかな焼き鳥パーティーを行った。実に楽しいイベントで来年以降は定期開催、回数増で行いたいイベントだ。自転車同好会設立を切に願っている。

私自身、10年ほど前から自転車通勤を始め、トレーニングでも自転車を漕いでいた。2010年には生徒2名と約120キロ離れた登別までのツーリング経験もある。

この季節になると、「あとどれくらい自転車通勤ができるかな…(例年は11月中旬で自転車通勤あきらめている。)」と考えているのだが、自転車通勤をやめるとどうしても運動量が減ってしまい、運動不足な体になってしまう。そこで今年は自転車用の冬タイヤ(スパイクタイヤ)を装備して、出来る限り自転車通勤を継続しようと考えている。車道脇に雪が積もると交通安全上危険なので、それまでの期間と考えているが例年の天候から判断して年末までは大丈夫だろうと…。

交通機関を利用してかかる通勤時間は約1時間。自転車を利用すると30分。これだけを考えてもいかに自転車がもたらす効果が大きいか。さらに運動が出来るとなればそう簡単に自転車から降りることはできない。自転車様さまである。

自転車に乗るほど自転車にのめりこんでいく。出来るかぎり自転車に乗りたいし、自転車をいじっていたい。冬を目の前にして、この興奮は冷めないようだ。