心新たに考えること
学園長 杉野建史
あっという間に2014年が終わり、年が明けました。また新しい年の始まりです。私がこの学園に関わり始めて20年目を迎えました。あっという間の20年でした。
昨年末、大学時代の先輩や後輩と会う機会がありました。なかには卒業後はじめて会う人もいて、なんだか20年前にタイムスリップしたように感じられた時間でした。卒業した大学柄、教育に携わる人が少なくなく子どもに関するいろいろな話ができたことがとても嬉しく感じられたのです。大学で教鞭をとっている後輩がいて、「いまどきの学生」についても聞くことが出来ました。とても若くて人生これからの大学生もじゅうぶん「子ども」で、その子どもを取り囲む環境の変化や、勿論時代の変化に起因する苦労話が聞けたことは私にとって大いに刺激となり、自分がなすべきこと(自分がやりたいこと)を改めて浮き彫りにしてくれた貴重な話でした。
今一度、義務教育と高校教育について深く考えようと思いました。
義務教育の機会を失いかけている子どもがいます。義務教育を十分に受けられず、それでもなんとか高校に入学し高校教育を受けている子どもがいます。「人が歩く道は人それぞれ...」で片付けられない現実が目の前にあります。もしかしたら、私がこの仕事に携わってからのおよそ20年で何も変わらないまま「不登校」という現象が起き続けているのかもしれません。後回しにされた義務教育を高校教育が何とか補っているのかもしれません。
自分の見聞を広める年にしたいと思います。これまでのものの見方や考え方を検証する必要があるかもしれません。また、自分のやりたいことを叶えるための方法をできるだけ多く見つける事が必要です。20年目を終えるとき、「やれたことリスト」にたくさんの✓印が付いているように出来ることを出来るだけやり抜くことを心新たに考えたのです。いつも心に言い聞かせている「自分でもできる」、「自分だからできる」ことを一生懸命やり抜く所存です。
本年もフリースクール札幌自由が丘学園、札幌自由が丘学園三和高等学校を宜しくお願致します。
カテゴリー: スタッフエッセイ
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