2016 年 7 月 19 日

卒業制作と3年生

田房絢子

久々に担任を持つことになってもう4ヶ月を過ぎようとしている。

1年生の後半を担任代行で持って以来の全日担任業である。

授業やら連絡事項やらなにやらで毎日が忙しく過ぎていく日々の中で、

ついにクラスに対して卒業制作について提案したのがつい先日のことだった。

この言葉をだしてしまうと、なんだか卒業に向けてリーチをかけたようで、

本当は出したくなかったのが本音。でも卒業は必然で、卒業制作もまた然り。

補習だのレポートだの残っていても、みんな卒業に向けてまっしぐらに進むに違いない。

卒業制作の話を出すと、みんな思い思いにアイディアを出してくれた。

1年生のころを想像するとちょっと信じられない。

卒業を意味のあるものとして残そうと必死に訴えてくれる生徒。

情熱を持っているわけではないけど、やると決まれば協力してくれる生徒。

きっと温度差はあるけど、この卒業制作は実を結ぶものと信じている。

この間終わった最後のスクーリングでは、ものすごく成長した姿を見せてくれた。

私がいなくちゃだめだったあの頃(大変な思い込みもありますが)から、

もう私がいなくても大丈夫といった力強い言葉。想像もしなかった今がある。

でもちょっとだけでもいいから、たまには必要としてくれたらなぁ。

卒業制作は私も一緒に作りたいよ-。だって担任を含めてのクラスでしょ?(泣)

なーんて、最近の3年生に一喜一憂している今日この頃の担任でした。