準備もまた、文化祭
三和高校 本間 香菜
明日は、札幌自由が丘学園のフリースクールと三和高校の合同の文化祭です。約1ケ月の間、ステージ練習をしたり、作品の準備をしたり、各クラスや有志グループが活動していて、学校内は文化祭モード。
私が担任を持つ月1クラス(在宅学習コース)は文化祭への参加がないので、私はちょっと淋しく思いつつ、月1クラスの生徒とだったらどんなことができるだろう、本校だったら...と、妄想を膨らませています。
高校生の文化祭は、自分たちでやりたいことを考えたり、その方法を考えたり、特に有志発表では参加するしないも、すべてが発表者に任せられています。そのため、クラスメイトやグループメンバーと意見が合わないことや、うまくいかないこともたくさんあります。ただ、そういう思いをしながら進めていく準備期間が意外と心に残るものではないでしょうか。
実際、準備に一生懸命時間をかけて、本番はあっとゆう間。時間にすると本番は準備の10分の1以下です。
私の学生時代の文化祭を振り返ると、当時のクラスメイトには大変申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、私はどちらかというとクラスの作業に協力的ではなかったのだと思います。お化け屋敷をやったり、ドリンクゼリーという創作飲み物屋さんをやったり、クラス全体の記憶はあるのですが...自分が何を担当して、どんなことをしたか、全く記憶にありません。
そんな私の数少ない文化祭の思い出の中で、強く覚えているのが、教室の装飾のためにクラスメイトが買い出しに行った時に、その中の一人の男の子が自分のお小遣いでみんなにシュークリームを買ってきてくれたこと。そのシュークリームをクラスメイトみんなで、半分ずつ食べたこと。クラスメイトのために差し入れをする、みんなで分けあってなにかを食べるという発想がなかった私には衝撃的でした。決して仲の良いクラスではなかったのですが、この瞬間に、クラスがひとつになっているということを高校生ながらも感じた気がします。今思えば、たいした仕事をせずに、差し入れのシュークリームを美味しく頂いただけかもしれない。なんてひどい、当時の私...。それでもきっと、私も何かを担当して、少しは役に立っていたはず。。
さて、明日は本番。彼らの文化祭は将来、どのような記憶になって残るのでしょうか。
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