2010 年 3 月 19 日

2009年度の演劇部まとめ「みんな頑張った・みんな悔しかった」

                                                       椎名 結実

先日、演劇部の一年間の活動をふりかえるミーティングを行った。集まったのは11名。
今年度の演劇部は、5月の放課後活動説明会、8月の定期公演(やまびこ座)、2月の3年生を送る会出演と、3回の本番を行った。その中で一人ひとりが新たな挑戦をして、一歩ずつ、前に進んできた一年だった。

「今年度頑張ったことと、悔しかったことを出し合おう。自分のことだけじゃなく、見ていた友達のことも出してみよう」という顧問からの呼び掛けに、うーんと唸りながら一言ずつ発言する部員たち。頑張ったことは「演技」「台詞を覚えること」「照明」「音響」…やはり、取り組んだ役割から考え出す生徒が多い。その中で「部活休んでしまって悔しかった」「最後の最後で台詞を間違えた」「みんなともっと仲良くなりたかった」など、素朴な声も挙がった。一年間を振り返って、その身に、次へ進むための様々な経験が蓄積されたと思うと嬉しい。

また、本人は言わなくても、周囲から「あの時のコイツは頑張った」などの称賛の声も寄せられた。自分が思っている以上に、一緒に動いている人間には、その人の努力が見えるものだ。そのことに気づいて、もっと仲間と過ごす時間を大切に、来年度も活動していってねと心の中で願った。
最後に、部員たちの意見を「まとめてくれ」と依頼した。出てきたまとめは「みんな頑張った・みんな悔しかった」。
…うん。今年度はまず、ここまでの到達でいいことにしよう。演劇部には脚本読解が必須だし、来年度はもう少し、国語力アップに努めることに決めた。