2012 年 7 月 17 日

地デジに思うこと

桑名八重

テレビ放送が「地上デジタル」とやらになって1年とちょっと。 機械音痴の私としては、たいしてこれまでと変わらんだろう・・・とかなり気楽に考えていた。

しかし実は、地デジになって不便を感じる機会が増えた。

我が家のテレビがいけないのか、接続に問題があるのか、
よく映らないチャンネルがある。大体、某民間放送局と某国営放送。
風が強い日は特に「アンテナレベルをご確認ください」とテレビに言われてしまう。
そうなると、もういいや、テレビ見なくても。という生活になってきた(テレビ離れのきっかけ)。

もうひとつ、とみに不便さを感じるのが、録画。

昔、まだまだ『ビデオカセット』だったころ、
「あの番組、見損ねた!録画してたら貸して~」と友人と貸しあって録画番組を共有していた。
しかし、今はそれができない・・・。
録画した機器でしか再生できないなどの、機械音痴にはとんと解らない仕組みで録画・再生されるらしい。

私に理解できたのは、「お気に入りの番組を貸し借りできないのね」ってとこです。
詳しい人からすると何か方法はあるらしい・・・。

著作権などの権利の保護も理解しているつもりですが、
せっかくのいい番組は色々な機会に自由に見られるといいなとつくづく思う今日この頃。

「ネットの動画配信があるじゃない」という意見もあるでしょうが、
ネットって思うほど自由に使いこなせてないのです。機械音痴は。

どんどん、技術が進んで新しい商品サービスが増えるけど、
世の中、みんながみんな、その技術にリアルタイムについていけるわけじゃない。

今日も、我が家のテレビは「アンテナレベルをご確認ください」とメッセージを出し、
私はテレビを消す。