2009 年 5 月 15 日

夢中

高村さとみ

  新入生を迎えて一ヶ月と少し。私もスタッフとなってから一ヶ月と少し。始業日から今日までを思い返してみると、あっという間に時間が流れていたことに気づく。まず一日があっという間に過ぎる。9時30分から生徒がまばらに登校し始め、10時30分から朝の会が始まる。昨年度と違い女の子が多く、人数も若干少ないので落ち着いた雰囲気ではあるが、それでも朝の会から生徒が下校する17時までの時間は本当にあっという間で、全ての生徒が下校すると「あぁ、もうこんな時間なのか」と一息つく毎日だった。そんな一日の積み重ねでこの一ヶ月と少しを過ごしてきた。時間を短く感じるのは夢中で日々を過ごしているから。まだスタッフになってから一ヶ月と少ししかたっていない、ひよこスタッフの私には、手を抜く隙などない。こんなふうに夢中な日々を送れることは、本当に幸せなことだと思う。毎朝、札幌駅を出て創成川通りをてくてく歩いて学園に向かう。歩きながら一日の始まりを感じ、そしていつもこのあわただしく夢中な日々に感謝する。私の一日は感謝の気持ちから始まるのだ。