2010 年 8 月 6 日

ギター

高村さとみ 

最近ギターを始めた。音楽の授業で生徒がギターを練習していて、私もみんなと一緒に弾きたいなぁと思ったのがきっかけだった。弾けるコードが増えるのが楽しくて、休み時間や放課後にも何となくギターを出してきては弾いてみた。すると、生徒の中から「私はあの楽器を昔やっていた。」だとか「こういう楽器をやってみたい。」などの声がちらほらあがってきて、楽器を出しては鳴らしてみる、初めての楽器も触ってみる、という日が続いた。

 

そして今。そういった過ごし方をしているうちに「バンドを組もう。」という声があがり、バンド活動として数人の生徒が担当楽器を練習中だ。目標は学園祭でステージに立つこと。思いの外人数が集まったので、2グループに分かれ一曲ずつ練習をしている。得意な楽器を担当する生徒もいれば新しい楽器に挑戦する生徒もいる。私もギター初心者ながら、生徒と一緒にステージに立つべく特訓中だ。初心者には難しい曲なので、時々くじけそうになりながらも生徒に励まされ練習している。安物だが自分用のギターも買ってしまった。なんだかんだ言ってハマっているのである。

 

何かにハマって継続して練習をする、という感覚は久しぶりだ。自分が楽しむためにする趣味はいくつかあるが、練習して上達したいと思うことは高校生以来かもしれない。この気持ちは生徒たちが与えてくれたものだ。感謝している。果たして学園祭までに間に合うのか!?・・・不安はあるが、とりあえずがんばってみようか。