2012 年 5 月 23 日

英語版

久井 貴之

  広い年齢層に支持され、ある種社会現象にもなっているマンガがある。ジャパニメーションという言葉がある通り、これは海外でも知名度のあるものだ。

 せっかくなので英語に翻訳されているバージョンを集めることにした。会話ばかりの英文を読み解くことは意外と難しい。学生時代に習う単語や文法もしばしば登場するが、授業で習わないような表現も登場する。いわゆる口語表現である。内容はだいたい頭に入っているので、ページをめくる度になるほどなるほどとうなずきながら文章を読んでいる。アルファベットに変換された擬音語も登場する度に新鮮に見えてくる。学生時代に苦労して英文学を読んでいた頃が懐かしい。

 いつ以来だろうか?マンガを読んでいるのに楽しく勉強している自分がいる。英語は世界の人々と話すことができるコミュニケーションツール。やはり生徒は使える表現を覚えたいはず。苦手な英語でもわかった時は楽しいという生徒がいる。最近英語学習に意欲を見せている生徒はやはり話せるようになりたいという。

 ”いかに楽しく英語を学ぶか?” 洋楽・洋画・本屋さんの一部を埋め尽くす英語教材・英会話教室など手段はさまざまであるが、それに負けないように授業の工夫を心がけようと思う。英語学習への意欲をできるだけ促進してあげることができたら最高だ。