2013 年 4 月 8 日

『色気か食い気か』

安齊 裕香

辞書で『食い気』と調べると、その言葉の‘使い方’の例文に『色気より食い気』と出ていた。まさしく自分のことではないか!!と感じた瞬間。

先日誕生日だった私に、校長先生が朝一「誕生日おめでとう」と声をかけてくれた。嬉しい一日の始まり。
そんな話から、アラサーの私に色気がない話に発展。(私が自ら言い出した。)
30代になってから周りからも旦那からもよく言われてきたのが‘色気がない’ということ。自分が中学生とか高校生の時は、30代40代の女性はとても大人っぽくて‘綺麗な女性’に見えていた。だから色気がぷんぷんのイメージだった。
しかしどうだろう。自分の30代。あれれ・・・?30代ってこんなんだっけ?って思う。もっと色気のある女性になるんじゃなかったのか・・・!?と思う。

なにがダメなのか、なにが足りないのか。
体育会系だからか。誕生日ディナーが焼肉だからか。ごはんが山盛りだからか。欲しいものがマンガの本全巻だからか。ジャージを着るからか。濃いめの化粧ではないからか。パジャマをinするからか。普段ヒールを履かないからか。落ち着きが足りないからか。

思い当たることはたくさんあるが、食べたいものは焼肉だし、おしゃれなお店も嫌いじゃないけど、昔ながらのラーメン屋さんとか好きだし、お米が好きだし、腹巻とか冷え症にいいし、その辺で遊ぶのとか好きだし・・・。

考えるほど、そもそも色気ってなんだろなって思ってきた。そもそも必要か?とか。でもないよりあった方がいいなぁとか。
色気を求めるのがおかしいのか。
振り返ると食い気ばっかりだし。
食べている時『幸せ~』って思うし。

そんな今年も色気ある綺麗なおねいさんにはまだまだです。
校長先生が「色気じゃない魅力がある」って言ってくれたから今年はそれで乗り切ろう。