2009 年 2 月 16 日

もうすぐ3月

もうすぐ3月。自分にとっても、生徒にとっても節目の時期がやってくる。卒業式の舞台に晴れ晴れと参加するために、これまでの責任を取るために、日々3年生たちがわらわらと自宅学習期間にも関わらずやってくる。「もう少しあの頃から元気を取り戻していたら・・・」「サボらずにいれば、こんなことには・・・」などとたくさんの思いが頭を駆けめぐるが、とりあえずは目標が一致しているので、黙っていよう。

私にとって2回目の担任。今の 5期生は2年生から担当した。とても難しいクラスだった。とても悩んだクラスだった。そして、とてもたくさんの涙を流したクラスだった。でも、今はとても笑顔に溢れている。卒業を目の前に不安や心配は尽きないものの、自然と笑顔でいられる。みんなの視線はもう未来に向かっているのだろう。だからきっと笑顔なんだろう。私にはそう見える。そう信じている。

3月1日。みんなは何を思うのだろう。どんな涙を流すのだろう。どんな笑顔を見せてくれるのだろう。

3月2日。みんなはどんな夢をみたのだろう。私はひとり、どんな気持ちでいるのかな・・・

田房絢子