2011 年 3 月 9 日

札幌市長をめざす二人のマニフェスト

                                               亀貝 一義
今、4月の一斉地方選挙で札幌市長をめざしているのは現職の上田文雄さんと新人の本間奈々さんのお二人。
昨日8日午後上田さんのマニフェストが発表され、二つの札幌市の未来をどう考えるかに関する方向の骨子が明らかになった。
私たちに直接かかわることについてコメントしておきたいのだが、まず「ななの政策」として発表されている本間さん(新しい札幌を創る会)は、教育や子育てに関しては(それ以外のテーマも同じだが)ごく基本しか触れていない。
「学力・体力の向上」「学力テストをすべての学校で行う」などである。これから補足されていくのだろうか。
こちらを参照。
http://honmanana.net/policy/index.html

これに対して上田さんはさすが現職だけあって総合的具体的だ。「うえだの約束。Manifesto」として6つのテーマをあげるのだが、そのトップが「子どもの笑顔があふれる街」として8項目を約束する。
詳細は、実際を参照してもらいたい。
http://www.uedafumio.jp/yakusoku2011.html#yakusoku03
8項目の第4番目に「不登校の子どもの育ちとひきこもりの若者の社会参加をサポートします」とあり、具体的な実施目標として「不登校」については「フリースクールと積極的に連携し、子どもの育ちや学びを支える環境を整え、財政的な支援の仕組みを新たに創設」として、2012年度から支援開始とする。また「ひきこもり」についても2011年度をメドとする目標をかかげている。そしてそれぞれについて金額も明示している。

この上田マニフェストについては、私たちが昨年11月に対市長提言をしているのだが、この「提言」の具体化を想定しているといえるのではないか、と想像する。
もちろん選挙後の事態、どういうことになるかは楽観できないのだが、長年取り組んできた私たちのテーマが大きく前進する可能性が出てきた。

3月18日(金)私たちはさらに目標を確かなものにするための「フォーラム」を企画している。ぜひ多くの方がたのご参加を期待したい。
くわしくは 
http://www13.ocn.ne.jp/~fs_net/pg53.html