2017 年 1 月 11 日

新しい年がスタートしました

札幌自由が丘学園 亀貝一義

2017(平成29)年がスタートしました。いつものことですが、今年(は、こそ、も)いいことがかさなるように、と誰もが祈ります。

私は今年も初詣(はつもうで)に行きました。家族とそろってです。「家族みんなが健康であって欲しい。神さまお願いしますね」と、お賽銭箱に150円を投じていのりました。二礼二拍手。西区の西野神社にお昼頃に行ったのに大行列(この神社はごりやくがあるという定評ができたといいます)。

新年を迎えていつも思い出すのは万葉集の一番さいごの歌です。万葉集を編んだといわれる大伴家持の作と伝えられています。

あたらしき としのはじめの はつはるの けふ(「きょう」と読みます)ふる雪の いやしけ吉事(よごと)

という歌です。

新年を迎え、今降っている雪がつもるように、今年もいいことがかさなるといいな、と誰もが心に念ずることを歌にしたものです。この歌が万葉集の一番最後であること、編者の家持はこの後活躍をやめています。だから彼自身のその後のことは分かりません。いいことが重なっていたか逆であったか。それはともかくとして、いいことがあって欲しいという新年の期待・希望が表れるいることを確認しながら、1000年以上たった今でも人は同じことを祈るのだな、と思って欲しいということです。