2017 年 2 月 13 日

かっこつけたいお年頃?

本間 香菜 

 先日スノーボードに行ってきました。


 私は、数年前までスキーリゾートで有名な町に住んでいました。就職でその町に引っ越した事をきっかけに、ボードを始めました。最初の数年は、仕事帰りや休日には、山へ行ってちょっとだけ滑って温泉に入って帰ってくるという贅沢な生活をしていました。しかし、腕の骨折をきっかけにぱったりと山に行かなくなり、町を離れてからは滑りたいと思っていても、なかなか山へ行く機会がなく、今回のボードはなんと、約4年ぶり。昨年末から、時間を見つけて行こうと計画し、やっと行ってきました。

 久しぶりにボードに行こうと決意した理由は、来週の『ウィンタースポーツデー』。生徒の前でかっこ悪い姿は見せられない...と思い、わざわざスキーリゾートの町から元後輩を呼び出して、ウィンタースポーツデーの実施場所である手稲スキー場に行ってきました。
 もともと究極の運動音痴な私なので、長くボードを続けていたわりに上手に滑れると言うには程遠く、さらに、長い間行っていなかった事で体力も筋力も衰え、滑り方もすっかり忘れていました。その日は、1日滑って、なんとかリフトの乗り降りや滑り方をなんとなく思い出して、上から下に降りてこられるぐらいの感覚を取り戻しました。久しぶりに滑ってみて、事前に練習できて本当に良かった!と心から思いました。

 普段の私は、「かっこつける」という言葉は全く似合わず、もともと「かっこつけたい」と思うこともほとんどありませんでした。しかし、学校では「かっこつけなくては」と思うことが多々あります。授業中に予想外の質問が来た時、苦手な運動、初めてのカヌーやスノーシュー、保護者会、三者面談など...この1年は様々な場面でどきどきしながらも、その様子を周りに悟られないようにしてきました。とは言っても、気合いでカバーできない事も多々あり、生徒に突っ込まれる事もあります...。
 今年の冬季スクーリングでは、1年生のそば作りに同行しました。その際、そばを切る作業を少しだけ手伝わせてもらったのですが、そばをきれいに切るための定規の役割をする『のし板』をそばと一緒に切ってしまい、そばの中に木くずが混ざってしまって、生徒に笑われるというハプニングがありました。また、昨年実施した、クラスの保護者会の後にも、保護者の方から「先生、緊張していたでしょ~?なんも緊張しなくてもいいのに~。」と声をかけてもらいました。

 暖かい言葉を頂いて、とてもありがたい気持ちと、もっともっとしっかりしなくてはという「かっこつけたい気持ち」を感じる今日このごろ。今後も日々たくさんの経験を重ねて、自然と「かっこつく」ようになりたいと未来の自分に期待しています。 
 ウィンタースポーツデーまで、あと1週間。生徒の前でかっこよくボードを滑れるように、毎日10回のスクワットを頑張ります!!