2009 年 3 月 5 日

旅立ちに向けて

旅立ちの集いで定番になっている生徒の音楽発表。全員合唱が入ったり、個人発表があったりと形は変わるけれど、毎年の風物詩になっている。今年度はどうするか話し合ったところ、何と音楽だけではなく演劇公演もしたいとの強い声。スタッフも予期しない提案にちょっとびっくりしたところへ、「ダンスも」と生徒が盛り上がる。

それから4ヶ月、演劇の脚本づくりも、衣裳決めも、大道具づくりも背景描きも、全て彼らの手で進めている。「スタッフは口を挟まないで!」という強く頼もしい要望があったので、私たちも喜んで任せている状態である。演出の方法や段取りでもっとすっきりさせられるのにと思う時もあるのだけれど、何せ楽しそうな彼らの会話とやわらかい創造力。当日は暗転の数や舞台設置の不手際に、ちょっと見苦しい場面もあるかもしれない。が、ほとんどを生徒(それも小中学生)の手でつくり上げているという点でご容赦いただければと思う。
ダンスをしたいという要望に、指導できるスタッフが現れたことも偶然の必然か。フリースクール初のレビューも近い。

芳賀 慈 (フリースクール部主任/保健担当)