2010 年 9 月 10 日

リフレッシュキャンプ④

森町のネイパルの森から函館港へ出発した自転車部隊は、途中の休憩地点でソフトクリームと親子丼をおいしくいただき、お昼前には無事に調査船の乗り場に到着しました。調査船「若竹丸」では船内の設備を案内してもらった後、乗船式を行いました。

乗船後は分刻みのスケジュールが続きます。夕食の用意も各班で手分けしてお手伝い。船の食事は意外にも豪華メニューで驚きました。厨房で熟練の料理人さんたちが用意してくれたごちそうです。感謝していただきました。

夕食後、若竹丸の船長による実習船の役割や、実習で何を学ぶかのレクチャーがありました。「壁にぶつかっても、何度も何度も諦めずに努力して、ようやく乗り越える喜びが得られる」と、長い船上生活で培われた得難いお話を聞くことができました。

すっかり日も暮れた後、甲板上に出て星空観察を行いました。遠く水平線のいか釣り漁船の光以外、真っ暗な日本海上で見る星空は、天の川もくっきりと浮かび上がり、無数の星々が輝いていました。都会では見られない美しい星空に圧倒され、星座を見つける度に歓声が上がります。

翌朝、最終日は朝の6時に起床後、朝日を浴びながら元気よくラジオ体操。揺れにも大分身体が慣れてきたところです。朝食を済ませて外に出ると、対岸にもう小樽の港が見え始めていました。朝日にキラキラ輝く海を甲板から眺めながら、ようやく船酔いから解放される嬉しさと、大海原の冒険が終わってしまう寂しさの入り交じった気持ちではなかったでしょうか。

無事に小樽の港に上陸後、この3日間の旅の振り返りを行い、今回の全てのプログラムを終えました。最後まで心の込もった指導をしてくれたネイパルの森の職員の皆さんたち、そしてとても優しかったボランティアの教育大函館港の学生さんたちが、笑顔で手を振って自由が丘の生徒を見送ってくれました。

忘れられない出来事ばかりだった3日間。新しいチャレンジが目白押しでした。何か1つでも楽しかった事、次につなげる自信を、しっかりとその手で掴んで帰って来られたのではないでしょうか。皆さんお疲れさまでした!